大納会の東証リート(reit)指数は、7営業日続伸。ここ連日見られた格好で、前場おとなしく、後場にかけて盛り上がり、前日比+17.77の1855.83にて2016年の相場を終了。
— tisan (@jreit_org) 2016年12月30日
全体としては、上昇銘柄52、下落銘柄3、変わらず2と多くの銘柄が上昇する展開となりました。個別銘柄では、1月決算銘柄であるアドバンス・レジデンス投資法人(3269)が+3.00%と上昇しています。
東証リート指数 1855.83(前日比+17.77) +0.97% 日経平均 19,114.37(前日比-30.77) -0.16% TOPIX 1,518.61(前日比+0.22) +0.01%
【米】FTSE NAREIT All Equity REITs Index 15,762.17(前日比+180.28)+1.16% 【欧】FTSE EPRA/NAREIT Developed Europe Index 2,029.50(前日比+10.79)+0.53 【豪】S&P-ASX 200 A-REIT Index 1,385.06(前日比-18.25)-1.30%
12月27日(火)12月期決算銘柄 権利付最終取引日 10月ケース・シラー米住宅価格指数 前年同月比5.1%上昇←市場予想と一致
なし
長期金利 国債先物が小反落で引け、長期金利0.045%に小幅上昇(ロイター) http://jp.reuters.com/article/idJPL4N1EP1UC
現物市場は軟調。取引は盛り上がりに欠いたが、超長期ゾーンを中心に売りが出た。10年最長期国債利回り(長期金利)は同0.5bp高い0.045%。(2016.12.30 ロイター)
※週や月間ベースなど指標は、上段メニュー「主要指数&指標」をご覧ください。
さて、東証リート指数の週末終値は1855.83となりました。前週末終値が1808.90でしたから、47ポイント程度の大幅上昇となりました。
今週の最安値は、週初月曜場中の1801.77、最高値は、週末の本日場中に記録した1868.48でした。終わってみれば、週をかけてしり上がりに上昇する流れとなっています。先週から今週は、長期金利も上げどまり間が見えてきましたし、昨夜も米国リート市場も大幅上昇となったように、米国リートの堅調さも追い風となっています。
以下は、先週末から今週末にかけての種別ごとの指数の推移です。左から先々週末終値、先週末終値、今週末終値です。
オフィス 1801.82(0.6%)→1816.59(0.8%)→1851.45(1.9%) 商業物流 2229.66(0%)→2248.86(0.8%)→2304.16(2.4%) 住宅 2475.19(△0.6%)→2503.30(1.1%)→2633.58(5.1%) 全体 1793.10(△0.1%)→1808.90(0.8%)→1855.83(2.5%)
不動産株 1462.15(△0.8%)→1467.94(0.3%)→1441.51(△1.7%)
東証リート指数の種別ごとでは、先週までオフィス系が全体をけん引する形で上昇していましたが、今週は、住宅系リートがなんと5.1%の大幅上昇。文字通り東証リート指数をけん引しました。一方で、不動産株は下落となっています。
次に、Jリートと10年国債との利回り差の推移です。左から先々週末終値、先週末終値、今週末終値です。
2016年12月30日時点 リート予想分配金利回り 3.67%→3.64%→3.53% 国債10年物最長期利回り 0.075%→0.055%→0.045% スプレッド 3.595%→3.585%→4.485% ※リート予想分配金利回りは、japan-reitより
大納会の東証リート指数は、日経平均が下落となる中、強い展開で6営業日続伸にて、今年7月末以来の高値で2016年度の相場を終えました。Jリート投資家としましては、しり上がりのまま大納会を終えることができ、非常に気持ちの良い年末を迎えることができるのではないでしょうか。
それでは、リート投資家の皆さま、今年もおつかれさまでした