Jreit(不動産投資信託)情報weekly~リート話はてな支局

Jreit(不動産投資信託)の情報をほぼweeklyで提供。

今週のJリート(REIT)、引き続き上昇を続けるオフィス系が牽引し、反転。

週末の東証リート指数は、日中ほぼヨコヨコの動きの乏しい展開となりました。引け際に若干買われて、前日比+3.95。

全体としては、上昇銘柄36、下落銘柄21、変わらず0となりました。個別銘柄では、コンフォリア・レジデンシャル投資法人(3282)+1.58%と上昇。大江戸温泉リート投資法人(3472)-1.55%と最近はよく売られています。

東証リート指数 1808.90(前日比+3.95) +0.22% 日経平均 19,427.67(前日比+16.82 ) 0.09% TOPIX 1,543.82(前日比-1.12) -0.07%

【米】FTSE NAREIT All Equity REITs Index 15,638.99(前日比-210.55-1.33%【欧】FTSE EPRA/NAREIT Developed Europe Index 2,022.73(前日比+8.16)+0.41% 【豪】S&P-ASX 200 A-REIT Index 1,383.08(前日比+10.95+0.80%

s512_f_business_28_0 今週の主なスケジュール

12月20日(火)日銀金融政策決定会合結果 長期金利を0%程度に誘導する目標を維持 21日(水)米11月中古住宅販売件数(前月比) 前月比0.7%増の561万戸、前年同月比6.8% 22日(木)米11月個人所得(前月比)、23日(金)米11月新築住宅販売件数(前月比)

s32_f_business_22_0nbg 決算

【12/21】日本ヘルスケア投資法人(3308) 第5期決算 http://www.japan-reit.com/kaiji/3308/2016/20161221461188.pdf

s32_f_event_33_1nbg 長期金利 国債先物は続伸、長期金利変わらず0.055%(ロイター) http://jp.reuters.com/article/idJPL4N1EH26L

現物債は高安まちまち。狭いレンジで取引されるゾーンが多くなる中、前日に買いが優勢になった超長期ゾーンは反動もあり益出しが優勢になった。中期ゾーンもさえない。長期ゾーンは先物に連動してほぼ横ばい圏で推移した。日銀オペで残存5年超10年以下の応札倍率が3倍台の半ばと高めになったことで、需給の緩みが意識される場面があった。政府は2017年度の国債発行計画を正式決定した。市場予想に近い内容でマーケットへのインパクトは限られた。10年最長期国債利回り長期金利)は同変わらずの0.055%。(2016.12.22 ロイター)

※日々のリート指数などはサイドバーのDay Reit(ツイッター)をご覧下さい。→

※週や月間ベースなど指標は、上段メニュー「主要指数&指標」をご覧ください。


さて、東証リート指数の週末終値は1808.90となりました。前週末終値が1793.10でしたから、10ポイント程度の上昇となりました。

今週の最安値は、週初月曜場中の1792.81、最高値は、火曜場中に記録した1817.77でした。週初である月曜日に1800の高値に触れると、日銀会合の結果も追い風となり、翌日には一気に20ポイントの上昇しています。

以下は、先週末から今週末にかけての種別ごとの指数の推移です。左から先々週末終値、先週末終値、今週末終値です。

オフィス 1790.81(0.6%)→1801.82(0.6%)→1816.59(0.8%) 商業物流 2231.67(△0.3%)→2229.66(0%)→2248.86(0.8%) 住宅   2492.81(△0.5%)→2475.19(△0.6%)→2503.30(1.1%) 全体   1790.15(△0.1%)→1793.10(△0.1%)→1808.90(0.8%)

不動産株 1475.85(2.0%)→1462.15(△0.8%)→1467.94(0.3)

東証リート指数の種別ごとでは、オフィス系が続伸です。こうしてみると、オフィス系銘柄は順調に上昇し続けており、全体指数をけん引していることがわかります。

次に、Jリートと10年国債との利回り差の推移です。左から先々週末終値、先週末終値、今週末終値です。

2016年12月22日時点 リート予想分配金利回り  3.67%→3.64% 国債10年物最長期利回り  0.075%→0.055% スプレッド        3.595%→3.585% ※リート予想分配金利回りは、japan-reitより

なお、本日発表となりました米中古住宅販売件数は、エコノミスト予想の中央値は550万戸への減少であった一方で、予想に反して大幅な伸びとなっています。

11月の米中古住宅販売:予想外に増加-07年2月以来の高水準(bloomberg https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2016-12-21/OIJM4X6VDKHS01

11月の米中古住宅販売件数は市場予想に反して増加。住宅ローン金利の大幅上昇が見込まれるなか、2007年初め以来の高水準となった。 全米不動産業界(NAR)が21日発表した11月の中古住宅販売件数は、季節調整済み年率で前月比0.7%増の561万戸と、07年2月以来の高水準。(28.12.22 bloomberg

12月FOMCを経て、米10年債利回りが上昇している最中、値ごろ感のある差し押さえ物件を中心に拾われるという駆け込みが起きているとのアメリカの一部筋の情報です。ただ、FTSE NAREIT All Equity REITs Indexは、-1.33%とさえない動きとなっています。

それでは、リート投資家の皆さま、今週もおつかれさまでした。