週末の東証リート指数は、連日の下落から少し戻した後は、押される展開に。一時1875.94と、今週の安値で引けるかと思われましたが、なんとか戻した格好で前日比+2.73まで浮上。
全体としては、上昇銘柄27、下落銘柄23、変わらず4となりました。個別銘柄では、主要銘柄の日本ビルファンド投資法人(8951)の-0.60%と下落。トップリート投資法人(8982)は+2.51%の2日続伸で計10%弱も上昇。
東証リート指数 1893.36(前日比+2.73) +0.14% 日経平均 16,736.35(前日比+89.69) +0.54% TOPIX 1,343.40(前日比+6.84) +0.51%
17日(火)米4月住宅着工件数(前月比) 前月比6.6%増の117万戸、米4月建設許可件数(前月比) 前月比3.6%増の112万戸 20日(金)米4月中古住宅販売件数(前月比) 前月比1.7%の545万戸。
5月16日 ジャパンリアルエステイト(8952) http://www.j-re.co.jp/cms/whats/20160516_1716245zZb.pdf オフィス賃料の上昇に応じて、分配金が上昇
5月16日 積水ハウス・SI レジデンシャル投資法人(8973) http://www.shsi-reit.co.jp/site/file/tmp-mPXB7.pdf 28年9月期減益予想。8986と同様です。
5月17日 グローバル・ワン不動産投資法人(8958) http://www.go-reit.co.jp/cms/whats/20160517_151026MKhc.pdf 大幅増益、配当金大幅反転で底打ち?
5月19日 ケネディクス商業リート投資法人(3453) http://www.krr-reit.com/file/news-578fb59ebb47e06a3252f0d834ae1074cb9440c0.pdf 分配金下落。
長期金利 東京マーケット・サマリー・最終(20日)(ロイター) http:/http://jp.reuters.com/article/idJPL3N18H169
現物市場は堅調。長期・超長期ゾーンを中心に短期筋の買いが入った。10年 最長期国債利回り(長期金利)はマイナス0.110%に低下した。市場では、下 値で買い期待が根強いことに加えて、来週は3営業日で日銀買い入れが予想されて いるため、売られにくい相場展開になるとみられている。(2016.05.20 ロイター)
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さて、東証リート指数の週末終値は1893.36となりました。前週末終値が1910.25でしたから、17ポイント程度の上昇となりました。
今週の最安値は、週末場中の1875.94、最高値も、火曜場中に記録した1922.97でした。1900の前後をウロウロとする相場となりましたが、週末には1890台での値動きとなっています。
以下は、先週末から今週末にかけての種別ごとの指数の推移です。左から先々週末終値、先週末終値、今週末終値です。
オフィス 1879.87(△1.2%)→1897.10(0.9%)→1877.19(△1.0%) 商業物流 2430.69(△1.1%)→2434.43(0.1%)→2427.57(△0.2%) 住宅 2551.24(△1.9%)→2568.33(0.6%)→2521.13(△1.8%) 全体 1898.82(△1.3%)→1910.25(0.6%)→1893.36(△0.8%)
不動産株 1356.48(△3.4%)→1373.47(1.2%)→1399.14(△1.8%)
東証リート指数の種別ごとでは、住宅系リートが下げをけん引しています。商業物流系リートが0.2%しか下げなかったのに対し、1.8%というきつい下げ幅となりました。
特に、19日には、終値ベースで2551.48から2516.54まで大きく下げていますから、18日に発表された首都圏マンション市場動向(戸あたりがYoY+8.4%の5751万円)が影響しているような形です。
次に、Jリートと10年国債との利回り差の推移です。左から先々週末終値、先週末終値、今週末終値です。
2016年5月20日時点 リート予想分配金利回り 3.30%→3.28%→3.32% 国債10年物最長期利回り 0.12%→△0.115%→△0.11% スプレッド 3.42%→3.395%→3.43% ※リート予想分配金利回りは、japan-reitより
それでは、リート投資家の皆さま、今週もおつかれさまでした。