週末の東証リート指数は、後場に入っての安値をつけた以降はするすると上昇。前日比+15.25。
全体としては、上昇銘柄41、下落銘柄8、変わらず2となりました。個別銘柄では、主要銘柄の日本ビルファンド投資法人(8951)は前日比変わらずで推移。最も上げたのは、ジャパン・ホテル・リート投資法人(8985)の+4.03%。
東証リート指数 1694.41(前日比+15.25) +0.91% 日経平均 18,438.67(前日比+297.50) +1.64% TOPIX 1,515.13(前日比+33.73) +2.28%
国債先物は小反発、長期金利0.320%に低下(ロイター) http://jp.reuters.com/article/2015/10/09/idJPL3N12926A20151009
物債は超長期ゾーンの利回りに低下圧力がかかった。前日の30年債入札を順調にこなしたことで、需給の引き締まりを意識したニーズが見られた。連休を前に様子見ムードが強く、他のゾーンは動意薄。超長期ゾーンを対象にした国債買い入れオペは無難な結果に収まった。10年最長期国債利回り(長期金利)は同0.5bp低下の0.320%。(2015.10.09 ロイター)
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さて、東証リート指数の週末終値は、1694.41となりました。前週末終値が1693.62でしたから、1ポイント弱のわずかな上昇ということで、ほぼ変わらずです。
今週の最安値は、木曜場中の1672.03、最高値は、火曜の場中に記録した1718.15でした。今週は、火曜日に久々となる終値での1700台回復となりましたが、週を通してはほぼ変わらずにとどまりました。
以下は、先週末から今週末にかけての種別ごとの指数の推移です。左から先々週末終値、先週末終値、今週末終値です。
オフィス 1673.96(5.2%)→1674.59(0%)→1663.08(△0.6%) 商業物流 2136.98(3.7%)→2147.86(0.5%)→2156.48(0.9%) 住宅 2339.50(2.6%)→2336.33(△0.1%)→2375.97(1.5%) 全体 1690.40(4.2%)→1693.62(0.1%)→1694.41(0%)
不動産株 1594.53(2.9%)→1623.25(1.8%)→1693.31(4.3%)
東証リート指数は、週ベースでは、ほぼ変わらずとなりましたが、種別では、住宅系リートが1.5%もの上昇となっています。一方で、オフィス系リートはわずかな下落となっていますが、先々週に5.2%も上げていますので、種別間のリバランス的な動きかもしれません。
次に、Jリートと10年国債との利回り差の推移です。左から先々週末終値、先週末終値、今週末終値です。
2015年10月09日時点 リート予想分配金利回り 3.55%→3.52%→3.52% 国債10年物最長期利回り 0.32%→0.32%→0.32% スプレッド 3.23%→3.20%→3.20%
東証リートの平均利回りと長期金利ともに横ばいとなり、スプレッドもヨコヨコとなりました。
さて、今週発表となりました主な指標等の結果をまとめておきます。
日銀、金融政策を維持 景気判断は据え置き(産経新聞) http://www.zaikei.co.jp/photonews/1219.html
FOMC議事要旨、世界景気減速で「追加情報を待つのが賢明」(ロイター) http://jp.reuters.com/article/2015/10/08/usa-fed-idJPKCN0S22H320151008
それでは、リート投資家のみなさま、今週もおつかれさまでした。