Jreit(不動産投資信託)情報weekly~リート話はてな支局

Jreit(不動産投資信託)の情報をほぼweeklyで提供。

今週(13~17日)のJリート(REIT)、大幅反転上昇でおよそ1か月ぶりの水準を回復。

今週29年11月13日から11月17日にかけてのリート市場の相場を振り返っていきたいと思います。

今週のJリートreit

東証リート指数の週末終値1650.45となりました。前週末終値が1605.89でしたから、45ポイント程度の大幅上昇となりました。ほとんど木曜日、金曜日の2日の大きな上げでの反発でした。

今週の最安値は、水曜場中の1603.38、最高値は、週末場中の1651.69でした。水曜日の安値を底として、木金と大幅な上昇をみせての約1か月ぶりの高値まで戻しています。

s512_f_business_28_0 今週の主なニュース 今週は、以下のとおり、日米不動産関連の指標がでています。 15日(水)首都圏分譲マンション市場動向

首都圏分譲マンション、契約率好転ならず(re-port) https://www.re-port.net/article/news/0000053873/

 (株)不動産経済研究所は15日、2017年10月の首都圏マンション市場動向を発表した。同月の発売は2,817戸(前年同月比3.0%減)。契約率は60.7%(同0.9ポイント低下)と、需給とも好転に至らなかった。1戸当たりの平均価格は5,586万円(同3.3%上昇)、1平方メートル当たりの平均単価は81万1,000円(同2.3%上昇)と、いずれも上昇。(291115 re-port)

s32_f_event_33_1nbg長期金利 債券15時 長期金利、0.035%に低下 超長期債オペ「順調」(日本経済新聞https://www.nikkei.com/article/DGXLASS0IMB04_X11C17A1000000/

17日の債券市場で長期金利が低下した。指標となる新発10年物国債の利回りは前日比0.010%低い(価格は高い)0.035%をつけた。日銀の国債買い入れオペ(公開市場操作)で、超長期債中心に一定の需要を示す順調な結果だったため、長期債に買いが広がった。(291117 日本経済新聞

次に、Jリートと10年国債との利回り差の推移です。左から先々週末終値、先週末終値、今週末終値です。 国債長期利回りが週ベースでは、変わらずとなりました。また、東証リート指数は大幅上昇し、両者のスプレッドは縮小しています。

2017年11月17日時点 リート予想分配金利回り  4.23%→4.27%→4.19% 国債10年物最長期利回り  0.055%→0.035%→0.035% スプレッド        4.175%→4.235%→4.155% 米国債10年        2.35%→2.34%→2.34% ※リート予想分配金利回りは、japan-reitより 日々の生活にhappyをプラスする|ハピタス s32_f_business_22_0nbg 指数の推移 以下は、先週末から今週末にかけての種別ごとの指数の推移です。左から先々週末終値、先週末終値、今週末終値です。

オフィス 1594.54(△0.1%)→1563.93(△1.9%)→1610.76(3.0%) 商業物流 2058.03(△0.2%)→2031.73(△1.3%)→2082.60(2.5%) 住宅   2391.54(0.8%)→2348.43(△1.7%)→2414.03(2.8%) 全体   1632.91(0%)→1605.89(△1.6%)→1650.45(2.8%) 不動産株 1489.48(2.6%)→1526.26(2.4%)→1448.99(△5.1%日経平均 22539.12(2.4%)→22681.42(0.6%)→22396.80(△1.2%

東証リート指数は、大幅上昇で約1か月ぶりの水準です。一方で、日経平均は、一服の反落となりました。特に、不動産株指数は、5%超の大変大きな反落幅となっています。

種別指数では、すべての指数で一律3%近い上昇となっており、指数によって大きな差はありませんでした。 chart21

l_e_new_340 今週の主なリリース

14日 国内不動産信託受益権の譲渡に関するお知らせ(ケーズデンキ中川富田店(底地))(ケネディクス商業リート投資法人http://www.krr-reit.com/file/news-33db80e49e88511075efa46234c24e922db296d9.pdf

14日 格付の方向性の変更に関するお知らせ(アドバンス・レジデンス投資法人 http://www.adr-reit.com/src/2017/11/614f171ce3289de91c74a50a2dc6d67b1.pdf

15日 国内不動産信託受益権の取得に関するお知らせ【Gビル神戸三宮01】(日本リテールファンド投資法人http://www.jrf-reit.com/upd3/irpr_news/pdf/xjs1415A0BE3D448F204.pdf

17日 テナントの異動(貸借の開始)に関するお知らせ(アクティビア・プロパティーズ投資法人https://www.activia-reit.co.jp/file/news-ee6c1f6151ef480437385ee8f289f5350321b91c.pdf

今週の決算発表

以下は、今週決算発表のありました投資法人の一覧です。

s512_f_business_28_0 来週の主なスケジュール

来週のリートに関する日米の主なスケジュールは、21日(火)10月中古住宅販売件数が予定されています。

来週の決算発表

なし

今週の東証リート指数は、一服下落に転じた日経平均と入れ替わるように、大幅な反転上昇となっています。日経平均に吸い取られていた分がいったん戻ってきたような動きでしたね。

今週、ケネディクス商業リート投資法人(3453)より売却のリリースがあったケーズデンキ中川富田店(底地)について、買い手は、日本商業開発株式会社(3252)です。

こちらの法人では、建物を所有しない底地リート的な私募リートの運営を行っており、今回もそういった物件を取得したということですね。 https://www.excite.co.jp/News/market/20171112/Fisco_00093500_20171112_092.html

それでは、リート投資家の皆さま、今週もおつかれさまでした。