Jreit(不動産投資信託)情報weekly~リート話はてな支局

Jreit(不動産投資信託)の情報をほぼweeklyで提供。

今週(7.21.~24)のJリート(REIT)、先週の大幅戻し後で、微動き。

週末の東証リート指数は、寄り付きから急上昇。一時1787.69まで上がりましたが、後場に失速で前日比+15.28どまり。

全体としては、上昇銘柄38、下落銘柄11、変わらず3となりました。個別銘柄では、主要銘柄の日本ビルファンド投資法人(8951)+1.10%と指数なり。

東証リート指数 1763.86(前日比+15.28) 日経平均 20,544.53(前日比-139.42) TOPIX 1,655.86(前日比-9.02)

長期金利、やや低下し0.405%(産経ニュース) http://www.sankei.com/economy/news/150724/ecn1507240028-n1.html

 24日の国債市場は、長期金利の指標である新発10年債(339回債、表面利率0.4%)の終値利回りが前日より0.005%低い0.405%だった。終値では6月2日以来の低水準。 東京株下落や23日の米国債の値上がりなどを手掛かりに買われた。ただ、国債相場の高値警戒感も根強く、利回りの低下は小幅にとどまった。(2015.07.24 産経ニュース)

※日々のリート指数などはサイドバーのDay Reit(ツイッター)をご覧下さい。→

※週や月間ベースなど指標は、上段メニュー「主要指数&指標」をご覧ください。


さて、東証リート指数の週末終値は、1763.86となりました。前週末終値が1761.76でしたから、2ポイントほどのわずかな上昇となりました。

今週の最安値は、水曜場中につけた1740.91、最高値は、週末場中の1787.69でした。水曜日に今週の安値をつけて翌日も終値1748.58と弱く推移しておりましたが、週末で戻した格好です。

以下は、先週末から今週末にかけての種別ごとの指数の推移です。左から先々週末終値、先週末終値、今週末終値です。

オフィス 1572.65(△6.3%)→1698.48(8.0%)→1701.39(0%) 商業物流 2133.03(△5.7%)→2277.43(6.7%)→2282.34(0.2%) 住宅   2376.94(△8.0%)→2501.70(5.2%)→2495.55(△0.2%) 全体   1645.28(△6.4%)→1761.76(6.9%)→1763.86(0.1%)

不動産株 1682.33(△3.0%)→1763.21(4.8%)→1745.47(0.1%)

東証リート指数は、先週は大幅に戻した各指数でしたので、今週はほぼ変わらずの各指数となっています。日経平均は下落となっておりましたが、東証リート指数は踏ん張った格好です

Jリートと10年国債との利回り差の推移です。左から先々週末終値、先週末終値、今週末終値です。

2015年07月24日時点 リート予想分配金利回り  3.48%→3.35%→3.35% 国債10年物最長期利回り  0.44%→0.42%→0.405% スプレッド        3.04%→2.93%→2.945%

東証リート各銘柄の平均分配金利回りは、ヨコヨコとなっておりますが、長期金利が低下したため、両者のスプレッドは若干拡大しています。

さて、来週の主な経済スケジュールですが、7月28日(火)米5月ケース・シラー米住宅価格指数(前年同月比)、29日(水)です。

来週の目玉は、やはりFOMCとなります。

FRB事務局、年内1回は利上げ想定 6月FOMC(日経新聞 http://www.sankei.com/economy/news/150724/ecn1507240028-n1.html

米連邦準備理事会(FRB)は24日、6月16~17日に開いた米連邦公開市場委員会(FOMC)で議論の基礎資料となった事務局作成の経済・金利見通しを公表した。2015年10~12月期の政策金利であるフェデラルファンド(FF)金利の見通しを0.35%とした。年内に少なくとも1回の利上げは想定した水準だ。(2015.07.25 日経新聞

米国では、年内の利上げは、確実な方向となってきました。上記の見通しは、FRBの事務局の専門スタッフが予想したもので、誤って掲載してしまったという曰く付きみたいではありますが、その後正式な掲載となったようです。

来週は、まずこれを受けて市場がどう反応するかといったところから始まると思われます。特に、米長期金利に強く影響を受ける米国リートの動きには留意が必要であり、Jリート相場におきましても、それに伴う外国人投資家の動きは気になるところであります。

それでは、リート投資家のみなさま、今週もおつかれさまでした。