Jreit(不動産投資信託)情報weekly~リート話はてな支局

Jreit(不動産投資信託)の情報をほぼweeklyで提供。

今週(9.28~10.2)のJリート(REIT)、1600割れ直前からの反発で一時1700台回復。

週末の東証リート指数は、寄り付きと後場の寄り付き付近の2度1700台の回復をトライ。2度とも跳ね返された格好で、前日比-8.46。

全体としては、上昇銘柄7、下落銘柄44、変わらず0となりました。個別銘柄では、主要銘柄の日本ビルファンド投資法人(8951)-0.34%と指数なり。ケネディクス商業リート投資法人(3453)-3.19%と下落。

東証リート指数 1693.62(前日比-8.46) -0.50% 日経平均 17,725.13(前日比+2.71) +0.02% TOPIX 1,444.92(前日比+2.18) +0.15%

国債先物は小幅続伸、長期金利0.320%に低下(ロイター) http://jp.reuters.com/article/2015/10/02/idJPL3N1220EM20151002

現物債は長期ゾーンの利回りに低下圧力がかかった。日銀が実施した国債買い入れオペで残存5年超10年以下の結果がしっかりだったことが影響した。この流れは超長期ゾーンにも波及し、イールドカーブはフラット化の形状。2年債利回りは一時0%に低下した。10年最長期国債利回り長期金利)は同0.5bp低下の0.320%。(2015.10.03 ロイター)

※日々のリート指数などはサイドバーのDay Reit(ツイッター)をご覧下さい。→

※週や月間ベースなど指標は、上段メニュー「主要指数&指標」をご覧ください。


さて、東証リート指数の週末終値は、1693.62となりました。前週末終値が1690.40でしたから、3ポイント弱の上昇ということで、ほぼ変わらずとなりました。

今週の最安値は、火曜場中の1604.61、最高値は、木曜場中に記録した1716.31でした。木曜日には、終値ベースで1700台を回復していますが、火曜日には1600台を割りそうになるなど、値幅の大きな週となりました。

以下は、先週末から今週末にかけての種別ごとの指数の推移です。左から先々週末終値、先週末終値、今週末終値です。

オフィス 1590.35(2.8%)→1673.96(5.2%)→1674.59(0%) 商業物流 2060.16(2.8%)→2136.98(3.7%)→2147.86(0.5%) 住宅   2278.88(3.9%)→2339.50(2.6%)→2336.33(△0.1%) 全体   1621.26(3.0%)→1690.40(4.2%)→1693.62(0.1%)

不動産株 1549.55(△3.1%)→1594.53(2.9%)→1623.25(1.8%)

東証リート指数は、先週、シルバーウィーク明けの2日間で4.2%の大幅上昇となり、今週はその反動があろうかというところでありましたが、火曜日に1600台を割ろうかというところが底。その日のうちに、反戻しとなり、週を通しては1700台にのせるところにまでとなっています。

次に、Jリートと10年国債との利回り差の推移です。左から先々週末終値、先週末終値、今週末終値です。

2015年10月03日時点 リート予想分配金利回り  3.70%→3.55%→3.52% 国債10年物最長期利回り  0.335%→0.32%→0.32% スプレッド        3.365%→3.23%→3.20%

東証リート指数と長期金利ともにほぼ横ばいとなり、スプレッドはわずかに縮小しています。

さて、今週発表となりました主な指標等の結果をまとめておきます。

米7月ケースシラー住宅価格指数5.0%上昇、堅調な伸び続く(ロイター) http://jp.reuters.com/article/2015/09/29/us-caseshiller-sep-idJPKCN0RT1UV20150929/

米9月ADP民間雇用者数は20万人増、6月以来の大幅な伸び(ロイター) http://jp.reuters.com/article/2015/09/30/us-econ-adp-idJPKCN0RU2JO20150930

米ISM製造業景況感指数、3カ月連続低下 9月50.2(日経新聞) http://www.nikkei.com/article/DGXLASFK02H0N_S5A001C1000000/

米雇用統計、予想大きく下回る:識者はこうみる(ロイター) http://jp.reuters.com/article/2015/10/02/instant-view-us-job-idJPKCN0RW1IW20151002

労働省が発表した9月の米雇用統計は、非農業部門雇用者数が14万2000人増にとどまり、伸びは市場予想の20万3000人増を大きく下回った。8月分も13万6000人増に下方修正され、雇用の勢いに急ブレーキがかかった。 賃金も減少し、米経済が年内の利上げに耐え得るのか疑問符がつく内容となった。(2015.10.02 ロイター)

今週は、なんといっても米雇用統計ということでありましたが、雇用者数の伸びが予想を大きく下回り、さらに8月分の下回りました。一部では、12月の米利上げ確率は低下したとの観測も出始めています。

それでは、リート投資家のみなさま、今週もおつかれさまでした。