本日の東証リート指数は、久々に見る右肩上がりのジリ上げ相場となりました。後場には上げ幅拡大で、前日比+18.17。
全体としては、上昇銘柄45、下落銘柄6、変わらず0となりました。個別銘柄では、日本ビルファンド投資法人(8951)が+0.67%、ジャパンリアルエステイト投資法人(8952)が+0.17%と主要オフィス系リートはおとなしい。主に積水ハウス・SI レジデンシャル投資法人(8973)2%超など住宅系リートは強かったです。
国債先物は小幅続落、長期金利0.420%に上昇(ロイター) http://jp.reuters.com/article/treasuryNews/idJPL3N0YG21E20150525
現物債は先物に連動性を強めた長期金利に上昇圧力がかかる場面があったが、先物同様に日銀オペ結果発表後に押し目買いが入った。20年債入札を翌日に控える超長期ゾーンは調整地合いとなり、需給がやや緩んだ中期ゾーンもさえない。NHKによると、埼玉県北部を震源とするマグニチュード5.6の地震が発生したが、円債相場への影響はほとんどみられなかった。10年最長期国債利回り(長期金利)は同1bp上昇の0.420%。午前の取引で0.430%と5月15日以来の高水準を付ける場面があった。(2015.5.25 ロイター)
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本日は、東証からリリースされております「投資部門別 不動産投資信託証券売買状況」の4月分を取り上げたいと思います。
投資部門別 不動産投資信託証券売買状況(東証) http://www.jpx.co.jp/markets/statistics-equities/investor-type/nlsgeu000000xvfk-att/reit_m1504.pdf
全体の7割ほどを占める委託取引分としては、210億円強の売り越しとなりました。3月がわずかながら買い越しとなっておりましたので、一転大幅な売り越しとなりました。
では、その内訳ですが、本邦個人投資家が約350億円、海外投資家が約220億円の大幅な売り越しとなりました。本邦個人投資家は、相変わらずの売り越し継続ですが、海外投資家は3月から売りに転じています。
一方で、投資信託が約250億円、銀行が約260億円のいずれも買い越しが続いています。決算売りが出るといわれている3月は、買い越しではあったのですが、その額はわずかにとどまりましたが、4月に入ると、また260億円という少なくない額を買い越してきています。
以上のように、買いの主体は引き続きの銀行と投資信託。本邦個人投資家と海外投資家がこちらも引き続きですが、大幅な売り越し。特に、海外投資家が3月よりも大幅に売り越してきたといったところが特色かと思います。
とはいいましても、銀行が思ったより買い越してきたのと、投資信託も引き続き買い越していますので、このあたりはポジティブです。