Jreit(不動産投資信託)情報weekly~リート話はてな支局

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今週のJリート(REIT)、米GDP発表を境に長期金利が反転。3週続落に。

週末の東証リート指数は、昨日に引き続き前場ヨコヨコの後場にかけての下落となりました。引けにかけてはいったん戻しましたが、引け際の再下落で、前日比-17.83。

全体としては、上昇銘柄10、下落銘柄30、変わらず1となりました。個別銘柄では、主要銘柄の日本ビルファンド投資法人(8951)-2.35%東証リート指数以上の大幅下落。イオンリート投資法人(3292)-2.42%など2%台の下落銘柄が散見されました。

東証リート指数 1858.50(前日比-17.83) 日経平均 19,531.63(前日比+11.62) TOPIX 1,585.61(前日比-7.18)

国債先物が続落で引け、長期金利は一時3週ぶり0.360%(ロイター) http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPL4N0XL2X620150424

現物市場は長期・超長期ゾーンを中心に軟調。10年最長期国債利回り長期金利)は同3.5bp高い0.360%と4月10日以来約3週ぶりの水準、20年超長期国債利回りは同3bp高い1.120%と4月13日以来の水準に上昇した。(2015.5.1 ロイター)

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さて、東証リート指数の今週末終値は、1858.50となりました。先週末終値が1894.05でしたから、35ポイント程度の下落となりました。3週続落です。

今週の最安値は、週末場中につけた1858.46、最高値は、週初場中の1900.78でした。週初からほぼ下げ続けた相場となりました。

以下は、先週末から今週末にかけての種別ごとの指数の推移です。左から先々週末終値、先週末終値、今週末終値です。

オフィス 1842.20(△0.8%)→1830.58(△0.6%)→1788.63(△2.2%) 商業物流 2476.20(△0.6%)→2473.05(△0.1%)→2435.61(△1.5%) 住宅   2630.41(△0.8%)→2608.21(△0.8%)→2567.51(△1.5%) 全体   1903.04(△0.7%)→1894.05(△0.4%)→1858.50(△1.8%)

不動産株 1833.01(△0.7%)→1802.22(△1.6%)→1757.38(△2.4%)

東証リート指数は、上記のとおりですが、先々週の大幅上昇の後、2週連続の小幅下落となりました。わずかに住宅系リートの下落幅が大き目です。

Jリートと10年国債との利回り差の推移です。左から先々週末終値、先週末終値、今週末終値です。

2015年5月1日時点 リート予想分配金利回り  3.06%→3.07%→3.14% 国債10年物最長期利回り  0.300%→0.285%→0.36% スプレッド        2.76%→2.785%→2.78%

東証リート指数の下落により利回りが上昇しましたが、長期金利も大幅に上昇しましたので、両者のスプレッドは縮小しています。長期金利は、先週2月3日以来の低水準にまで下がっていましたが、米GDPショックとでもいいましょうか、今週の木曜金曜で一気に切り返されています。

それでは、リート投資家のみなさま、今週もおつかれさまでした。