週末の東証リート指数は、前場は値を保つ相場となりましたが、後場から徐々に押され、引け際の落下で前日比-7.65。
全体としては、上昇銘柄18、下落銘柄29、変わらず3となりました。個別銘柄では、主要銘柄は日本ビルファンド投資法人(8951)の-1.22%、昨日発表の決算が評価されたプレミア投資法人(8956)の+2.17%とオフィス系リートでもまちまち。
東証リート指数 1815.21(前日比-7.65) 日経平均 20,174.24(前日比+183.42) TOPIX 1,631.01(前日比+14.35)
国債先物は続伸、長期金利0.415%に低下(ロイター) http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPL3N0Z52AC20150619
現物債は長いゾーンがしっかり。先物に連動する格好で長期ゾーンが堅調地合いとなったほか、超長期ゾーンにも利回りに低下圧力がかかった。長期債には国内銀行勢、超長期債には保険会社の実需も観測されていた。10年最長期国債利回り(長期金利)は同2bp低い0.415%と6月2日以来の低水準となった。(2015.06.19 ロイター)
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さて、東証リート指数の今週末終値は、1815.21となりました。先週末終値が1826.10でしたから、10ポイント程度の下落となりました。
今週の最安値は、木曜場中につけた1813.45、最高値は、水曜場中の1839.22でした。週初は値を保っていましたが、週後半から値を崩しています。
以下は、先週末から今週末にかけての種別ごとの指数の推移です。左から先々週末終値、先週末終値、今週末終値です。
オフィス 1771.68(△1.4%)→1766.14(△0.3%)→1752.30(△0.7%) 商業物流 2364.13(△2.1%)→2356.47(△0.3%)→2344.42(△0.5%) 住宅 2579.41(△2.5%)→2580.42(0%)→2573.64(△0.2%) 全体 1830.86(△1.8%)→1826.10(△0.2%)→1815.21(△0.5%)
不動産株 1778.26(△2.2%)→1763.44(△0.8%)→1743.22(△1.1%)
東証リート指数は、先週に引き続いての下落となりました。3週続落です。米国リートをはじめとして、下落基調が止まっていない世界のリートの中にあっては、東証リート指数は底堅い方とも言えます。ただ、足元では、米国リートが急反転しておりますので、このあたりは気にしておいてよいところかと思います。
Jリートと10年国債との利回り差の推移です。左から先々週末終値、先週末終値、今週末終値です。
2015年6月19日時点 リート予想分配金利回り 3.19%→3.20%→3.22% 国債10年物最長期利回り 0.48%→0.5%→0.415% スプレッド 2.71%→2.70%→2.805%
東証リート指数がわずかに下落したことにより利回りが上昇し、長期金利が大幅に下落しましたので、両者のスプレッドは拡大しています。
それでは、リート投資家のみなさま、今週もおつかれさまでした。