Jreit(不動産投資信託)情報weekly~リート話はてな支局

Jreit(不動産投資信託)の情報をほぼweeklyで提供。

今週(7.27.~31)のJリート(REIT)、2週連続の微動き。商業物流系は上昇。

週末の東証リート指数は、前場から前日比プラス圏内で推移しておりましたが、引け際に下落と上昇。前日比+10.91。

全体としては、上昇銘柄40、下落銘柄9、変わらず4となりました。個別銘柄では、主要銘柄の日本ビルファンド投資法人(8951)+1.09%と指数なり。ジャパン・シニアリビング投資法人(3460)+3.87%ヘルスケア&メディカル投資法人(3455)+2.75%と強め。

東証リート指数 1766.48(前日比+10.91) 日経平均 20,585.24(前日比+62.41) TOPIX 1,659.52(前日比+12.31)

長期金利、0・410%に上昇(産経ニュース) http://www.sankei.com/economy/news/150730/ecn1507300038-n1.html

 30日の国債市場は、長期金利の指標である新発10年債(339回債、表面利率0・4%)の終値利回りが前日より0・010%高い0・410%となった。 株式相場の上昇を背景に、安全資産とされる国債は売りが優勢となって利回りが上がった。米国債利回りの上昇も日本国債に影響した。(2015.07.30 産経ニュース)

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さて、東証リート指数の週末終値は、1766.48となりました。前週末終値が1763.86でしたから、3ポイントほどのわずかな上昇となり、2週連続の牛歩でした。

今週の最安値は、火曜場中につけた1728.85、最高値は、週末場中の1770.62でした。週を通しては、30ポイント弱の動きはありましたが、週末には同じところに戻して来た格好です。いわゆるギリシャショック後静けさとなっています。

以下は、先週末から今週末にかけての種別ごとの指数の推移です。左から先々週末終値、先週末終値、今週末終値です。

オフィス 1698.48(8.0%)→1701.39(0%)→1696.91(△0.2%) 商業物流 2277.43(6.7%)→2282.34(0.2%)→2311.87(1.2%) 住宅   2501.70(5.2%)→2495.55(△0.2%)2462.60→(△1.3%) 全体   1761.76(6.9%)→1763.86(0.1%)→1766.48(0.1%)

不動産株 1763.21(4.8%)→1745.47(0.1%)→1763.98(1.0%)

東証リート指数は、商業物流系リートは、1%超の上昇となりましたが、逆に住宅系リートは1%超の下落となっています。

Jリートと10年国債との利回り差の推移です。左から先々週末終値、先週末終値、今週末終値です。

2015年07月30日時点 リート予想分配金利回り  3.35%→3.35%→3.34% 国債10年物最長期利回り  0.42%→0.405%→0.41% スプレッド        2.93%→2.945%→2.93%

東証リート各銘柄の平均分配金利回りは、わずかに下落となり、長期金利もわずかに上昇しましたので、両者のスプレッドは若干縮小しています。

さて、来週の主な経済スケジュールですが、8月3日(月)米7月ISM製造業景況指数、5日(水)米7月ADP雇用統計(前月比)、7日(金)日銀会合結果、米7月非農業部門雇用者数変化(前月比)です。

来週は、週末に日銀会合と米雇用統計を控えていますので、週半ばからは徐々に動きにくい雰囲気にはなってきそうです。

米国債:下落、市場の焦点は来週の雇用統計に-FOMC通過(bloomberg http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NS9HRS6VDKHT01.html

29日の米国債相場は下落。米連邦公開市場委員会(FOMC)は声明で、2006年以来で初となる利上げの時期について明確な示唆を与えなかった。これを受けて投資家の焦点は来週発表の雇用統計に絞られた。 FOMCは事実上のゼロ金利を維持し、経済成長とインフレ見通しへのリスクは「ほぼ均衡している」と指摘。声明では労働市場の改善が続いていることに言及。先物市場の動向によると、9月利上げの確率は約40%として反映されている。7月の非農業部門雇用者数は20万人を超える増加が予想されている。(2015.07.29 29 bloomberg

それでは、リート投資家のみなさま、今週もおつかれさまでした。