週末の東証リート指数は、小高く寄り付くも今週何度か見たようなそこからの急落。一時1867.65まで下げると、わずかに戻すのが精一杯な日中で、前日比-3.41。
全体としては、上昇銘柄14、下落銘柄23、変わらず3となりました。
個別銘柄では、日本プライムリアルティ投資法人（8955）の+2.29%などもありましたが、多くの銘柄が下落しております。下げ幅は1%台程度が散見。
国債先物が反発で引け、長期金利は一時3営業日ぶり0.375％（ロイター） http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPL4N0W825420150306
現物市場も長期・超長期ゾーンを中心にしっかり。買い遅れている生保・年金勢など国内勢の買いが観測された。１０年最長期国債利回り（長期金利）は一時同２．５ｂｐ低い０．３７５％と３営業日ぶりの水準に低下した。(2015.3.7 ロイター）
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さて、東証リート指数の今週末終値は、1873.16となりました。先週末終値が1905.61でしたから、30ポイント程度の大幅反落となりました。
今週の最安値は、木曜場中につけた1846.16、最高値は、週初場中につけた1929.56でした。先週末のバタバタ相場から、週初あたりは値をなんとか保っておりましたが、週の中から長期金利の上昇とともに崩れる形となりました。
以下は、先週末から今週末にかけての種別ごとの指数の推移です。左から先々週末終値、先週末終値、今週末終値です。
オフィス 1806.00(0.7%)→1853.30(2.6%)→1826.55(△1.4%) 商業物流 2414.88(0.1%)→2475.34(2.5%)→2419.10(△2.2%) 住宅 2570.97(0%)→2610.05(1.5%)→2580.82(△1.1%) 全体 1860.98(0.4%)→1905.61(2.3%)→1873.16(△1.7%)
不動産株 1688.50(3.3%)→1687.03(0%)→1679.94(△0.1%)
今週の東証リート指数は、どの種別のリートも一律売られていますが、商業物流系の下落が2%超となっております。商業物流系は、先週大幅な上昇をみせておりますが、そのほとんどを吐き出した形で反落です。全体的に、長期金利の不安定さに追従しましたが、先々週の水準は割り込んでおりません。
Jリートと10年国債との利回り差の推移です。左から先々週末終値、先週末終値、今週末終値です。
2015年3月7日時点 リート予想分配金利回り 3.11%→3.04%→3.09% 国債10年物最長期利回り 0.39%→0.335%→0.385% スプレッド 2.72%→2.705%→2.705%
東証リート指数の大幅下落により利回りは上昇していますが、長期金利も同じく上昇しています。両者のスプレッドは先週比で変わらずでした。
それでは、リート投資家のみなさま、今週もおつかれさまでした。
