週末の東証リート指数は、前場で1600ポイントを回復する瞬間もありましたが、後場になって雪崩発生。引けにかけて戻して前日比-3.91。
値上がり銘柄18、値下がり銘柄28、変わらず0銘柄となっています。上昇銘柄も少なくないですが、どれも小幅です。
個別では、日本プロロジスリート投資法人(3283)やイオンリート投資法人(3292)などいくつかの銘柄が1%超の下落。
長期金利、0.5%に低下 1年4カ月ぶり低水準(日経新聞) http://www.nikkei.com/article/DGXLASDF08H1B_Y4A800C1EA2000/
東京市場では、株安につれて国債を買う動きが強まり、長期金利が0.50%と1年4カ月ぶりの低水準に低下した。 国債投資を控えてきた大手銀行からも「金利が上がらないなら積み増しも検討しなければならない」との声が出てきた。日銀が国債を大量に買い続けており、需給面で金利は上昇しづらい。市場では「長期金利は当面、低下余地を探るだろう」(大和証券の山田孝志債券部副部長)との見方が増えている。(2014.08.09 日経新聞)
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さて、東証リート指数の今週末終値は、1594.53となりました。先週末終値が1614.30でしたから、およそ20ポイントほどの下落となりました。
今週の最安値は、週末につけた1581.04、最高値は、火曜場中につけた1625.26でありました。今週は7月17日以来の1600ポイント割れとなりました。
以下は、先週末から今週末にかけての種別ごとの指数の推移です。左から先々週末終値、先週末終値、今週末終値です。
オフィス 1586.97(△0.3%)→1594.01(0.4%)→1567.48(△1.6%) 商業物流 2110.28(0.1%)→2122.14(0%)→2099.07(△1.0%) 住宅 2049.88(0.8%)→2049.76(0%)→2046.04(△0.1%) 全体 1607.31(o%)→1614.30(0.4%)→1594.53(△1.2%)
不動産株 1619.25(△2.4%)→1618.22(1.3%)→1496.87(△7.2 %)
東証リート指数は、1%超の下落となっておりますが、住宅系はほぼトントンという底堅さとなっていますし、不動産株の7%台の下落を横目にすると強さが感じられます。
2014年8月8日時点 先週末 今週末 リート予想分配金利回り 3.46%→3.50% 国債10年物最長期利回り 0.53%→0.50% スプレッド 2.97%→3.0%
来週のJリートに関する主なスケジュールですが、8月14日(木)首都圏新規マンション発売(前年比)-7月。
今週末の日銀会合では、現状維持ということで、特段の相場への影響はありませんでした。世界的には、地政学リスクだとか米長期金利に上昇圧力ということで、調整局面が続いており、結局のところ、日本も一足遅れて追従するといった格好になっていますが、Jリートに関しては、今のところ最小限の影響に留まっているように見えます。
それでは、リート投資家の皆さま、今週もおつかれさまでした。