週末の東証リート指数は、寄り付きから1500ポイントを回復して始まり、ヨコヨコの展開に。後場に入ると、週末らしく利益確定の流れとなりましたが、前日比プラス圏は守りました。日経平均と似たようなチャートではあります。
週末の売買代金は、およそ20,973百万円でした。値上がり銘柄25、値下がり銘柄11、変わらず7銘柄となっています。
オフィス系リートと住宅系リートの売買が昨日に比べると、ぞうとなりました。とは言いましても、旗艦銘柄である日本ビルファンド投資法人(8951)やジャパンリアルエステイト投資法人(8952)ともに、特段の盛り上がりがあるわけではありあません。
個別銘柄では、イオンリート投資法人(3292)が徐々に元気になってきている印象です。
長期金利、わずかに上昇 0・620%(産経ニュース) http://sankei.jp.msn.com/economy/news/140131/fnc14013118190013-n1.htm
31日の国債市場は、長期金利の指標である新発10年債(332回債、表面利率0・6%)の終値利回りが前日より0・005%高い0・620%だった。 30日の米国債が値下がりした影響などで、朝方は売りが先行。午後になって日経平均株価が下落すると買い戻しも入り、もみ合いとなった。(2014.01.31 産経ニュース)
※日々のリート指数などはサイドバーのDay Reit(ツイッター)をご覧下さい。→
週や月間ベースなど指標は、上段メニュー「主要指数&指標」をご覧ください。
さて、東証リート指数の今週末終値は、1497.46となりました。先週末終値が1486.05でしたから、10ポイントほどの上昇となりました。日経平均と比べると、格段に底堅い相場となっております。
今週の最安値は、週初場中の1451.12であり、最高値は、週末場中につけた1505.76です。つまり、週の始まりに最安値をつけたものの、週末に週の高値を記録しているわけです。このあたりからいっても、日経平均とは、別レベルの動きをしていることがわかります。
以下は、先週末から今週末にかけての種別ごとの指数の推移です。左から先々週末終値、先週末終値、今週末終値です。
オフィス 1496.62(△3%) →1522.40(1.7%)→1504.88(△1.1%)→1507.54(0.1%) 商業物流 1893.04(△1.3%) →1929.29(1.9%)→1897.98(△1.6%)→1932.17(1.8%) 住宅 1861.64(△0.7%) →1876.93(0.8%)→1845.94(△1.6%)→1855.17(0.5%) 全体 1482.34(△2.1%)→1506.87(1.6%)→1486.05(△1.3%)→1497.46(0.7%)
指数別に見ますと、前週の下げを上回る上昇となったのは、商業物流のみでした。日本プロロジスリート投資法人(3283)に代表されるように、物流系の強さが目立つような気がします。
27日から31日までの平均売買代金は、23,229百万円ということで、新年明けて以来の高水準の売買代金があったことなります。週初に300億近い金額となったことが影響しています。
2014年1月31日時点 先週末→今週末 リート予想分配金利回り 3.71%→3.68% 国債10年物最長期利回り 0.63%→0.62% スプレッド 3.08%→3.06%
今週は、東証リート指数も上昇となり、リート全体の利回りも僅かに下がっていますが、10年債利回りも下がっています分、リートにとっては悪くない現象です。
それでは、リート投資家の皆さま、今週もおつかれさまでした。