Jreit(不動産投資信託)情報weekly~リート話はてな支局

Jreit(不動産投資信託)の情報をほぼweeklyで提供。

今週のJリート(REIT)、軟調な展開とはいえ、大納会からの半歩後退程度。

本日の東証リート指数は、反発で始まった以降再び急降下し、後場に入ってもなかなか反転の動きが見られませんでしたが、引け際30分からようやく上昇しました。+9ポイント。

本日の売買代金は、およそ18,872百万円でした。値上がり銘柄36、値下がり銘柄4、変わらず3銘柄となっています。この売買代金の水準は、12月12日以来の低さです。

個別銘柄では、森ヒルズリート投資法人(3226)+2.87%ジャパン・ホテル・リート投資法人(8985)+2.83%の上昇になり、なんとなくラグジュアリー系が伸長しました。この2つに共通する事項は、高額消費チックな要素なのですが、偶然かもしれません

オフィスビルの12月空室率などがリリースされたことによるオフィス系リートの動向にも若干注目でしたが、日本ビルファンド投資法人(8951)が下落するなど好感のこの字も見られない感じではあります。

また、japan-reit.comからの、大量保有報告情報のメールです。 プレミア投資法人(8956) 三菱UFJ信託銀行株式会社、三菱UFJ投信株式会社、カブドットコム証券株式会社、三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社 インヴィンシブル投資法人(8963) フ゜ロスヘ゜クト・アセット・マネーシ゛メント・インク 日本ビルファンド投資法人(8951)、ユナイテッド・アーバン投資法人(8960)、日本プライムリアルティ投資法人(8955) 野村證券株式会社、野村ホールディングス株式会社、NOMURA INTERNATIONAL PLC、NOMURA SECURITIES INTERNATIONAL, Inc、野村アセットマネジメント株式会社

長期金利終値変わらず(産経ニュース) http://sankei.jp.msn.com/economy/news/140109/fnc14010917050011-n1.htm

 10日の国債市場は、長期金利の指標である新発10年債(332回債、表面利率0・6%)の終値利回りが前日と同じ0・695%だった。 投資家の間に米雇用統計の結果を見極めたいとのムードが広がったことなどから、取引は低調で狭い範囲の値動きにとどまった。(2014.01.10産経ニュース)

※日々のリート指数などはサイドバーのDay Reit(ツイッター)をご覧下さい。→

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さて、東証リート指数の今週末終値は、1482.34となりました。大納会での終値が1515.01でしたから、30ポイントを超える下落となりました。とは言いましても、大納会の前日が1460.47でしたから、大納会の暴騰からの半戻し程度と考えておけば、そんなに悪い結果でもありません。

今週の最安値は、昨日場中の1464.86でありましが。最高値は、大発会場中につけた1516.47です。

以下は、先週末から今週末にかけての種別ごとの指数の推移です。左から先々週末終値、先週末終値、今週末終値です。

オフィス 1473.13(0.8%) →1482.37(0.6%)→1543.74(4.1%)→1496.62(△3%) 商業物流 1841.16(0.6%) →1855.85(0.7%)→1919.25(3.4%)→1893.04(△1.3%) 住宅   1790.68(△0.7%) →1820.50(1.6%)→1875.22(3%)→1861.64(△0.7%) 全体   1448.40(0.5%)→1460.47(0.8%)→1515.01(3.7%)→1482.34(△2.1%)

指数別に見ますと、オフィス系に関しては、らしい展開といいますか、4%上昇して、3%下がるというなかなか激しい動きをしています。比べて、住宅系の堅調さが目立っています。

大発会6日から10日までの平均売買代金は、22,303百万円ということで、営業日ベースで大納会を除き、3週間ぶりの低水準です。

最後に、リートと10年国債との利回り差の推移です。

2014年1月10日時点    先週末→今週末 ※先週末は、27日 リート予想分配金利回り  3.77%→3.71% 国債10年物最長期利回り  0.71%→0.695% スプレッド        3.06%→3.015%

今週は、大発会から連日軟調な相場が続きましたから、ずいぶんと下げたような印象を持たれがちではありますが、指数的には、大納会の上昇分から半分をお返しした程度とも言えます。そういったことで、いったん心を落ち着けて、また新たに来週の相場を見ていきましょう。

それでは、リート投資家の皆さま、今週もおつかれさまでした。