Jreit(不動産投資信託)情報weekly~リート話はてな支局

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今週のJリート(REIT)、揺れる日経平均を横目に、4ポイント弱の下落で穏やかな航海。

本日の東証リート指数は、一昨日、昨日に引き続きですが、狭めのレンジ相場が続いています。本日は、7ポイント程度の値幅の中で上下した1日でありました。狭い値幅の中といえ、本日の安値水準での引けとなりました。ただ、日経平均よりは、いくぶんか正常な相場であります。

本日の売買代金は、およそ21,424百万円でした。値上がり銘柄14、値下がり銘柄25、変わらず3名柄となっています。

本日も、週末要因と横目の日経平均があのような感じでしたから、商いも盛り上がりませんでしたが、200億円を下回りませんでしたね。

個別銘柄では、旗艦銘柄である日本ビルファンド投資法人(8951)ジャパンリアルエステイト投資法人(8952)は、1%半といった水準で売られています。また、外資系物流リートは、値動きこそあまりありませんでしたが、比較的売買は活発さを維持しています。

昨日、公募増資をリリースしたケネディクス不動産投資法人(8972)は、大盛り上りでしたが、2%以上の下落となりました。もうすでに、リリース前に折り込まれていたということでしょうか。

長期金利終値、わずかに上昇し0・610%(産経ニュース)http://sankei.jp.msn.com/economy/news/131025/fnc13102517330015-n1.htm

 25日の国債市場は、長期金利の指標である新発10年債(330回債、表面利率0・8%)の終値利回りが前日より0・005%高い0・610%だった。 最近の相場上昇に対する利益確定の売りが優勢で、利回りが上がった。投資家の間には高値警戒感が広がっており、東京株が大幅下落しても国債を積極的に買う動きは見られなかった。(2013.10.25産経ニュース)

※日々のリート指数などはサイドバーのDay Reit(ツイッター)をご覧下さい。→

※週や月間ベースなど指標は、上段メニュー「主要指数&指標」をご覧ください。


さて、今週の東証リート指数終値は、1464.86となりました。先週末終値が、1468.21でしたから、4ポイント弱の下落となっています。このところの3週間の週末終値は、1469.94→1468.21→1464.86となっています。

今週は、週初から1481.28という久々の高値を記録していますが、週後半は日経平均とともに伸び悩みました。日本市場全体を見回しても、さすがに雰囲気が悪かったのでしょう。

特に、23日から週末にかけては、1日あたり10ポイントを超えることのないレンジの中で、うろうろしているだけであります。

さて、今週は、為替が円高に傾き、日経平均も芳しくない動きが続いていたわけですが、Jリート指数も同じような道を辿りながらも、日経平均のようなヒドいボラに追従することもなく、心臓に優しい動きをしていたと思います。

今週は、大和ハウスリート投資法人(3263)の分配金が徐々に下がる分配金見込みが明らかになりましたが、こちらはそのうちまた公募増資などで物件取得を行い、修正してくるのではないでしょうか。

また、ケネディクス不動産投資法人(8972)が公募増資をリリースしていますが、こと分配金という観点からは、久々に良い流れを持った増資でありましたし、投資家に今後を期待させるような内容であったのではないかと思います。

とにもかくにも、今週のJリート相場は、ジェットコースターの日経平均を横目に、なんとも穏やかな動きであったと思います。

それでは、リート投資家の皆さま、今週もおつかれさまでした。