本日の東証リート指数は、前場は上を目指す展開となりましたが、後場になると、利益確定が優位となり、前日比マイナスで引けると思われましたが、引け直前に買われました。ただ、値幅14ポイント程度の範囲の値動きですので、基本的には値動き一服ということかと思います。
本日の売買代金は、およそ19,897百万円でした。sia不動産投資法人(3290)込みの代金です。値上がり銘柄28、値下がり銘柄13、変わらず0名柄となっています。
本日もオフィス系リートの商いが盛り上がりませんでしたが、やはり旗艦銘柄である日本ビルファンド投資法人(8951)とジャパンリアルエステイト投資法人(8952)が盛り下がったままですので、やむを得ません。
また、本日公募増資をリリースした大和ハウス・レジデンシャル投資法人(8984)ですが、売買代金が異常に跳ね上がっています。このリリースは場中発表だったのでしょうか。引け後の発表でこの代金なら、情報もれということになりましょうが。
長期金利終値、0・650%で変わらず(産経ニュース) http://sankei.jp.msn.com/economy/news/131011/fnc13101116500015-n1.htm
11日の国債市場は、長期金利の指標である新発10年債(330回債、表面利率0・8%)の終値利回りが前日比横ばいの0・650%だった。 米財政協議が進展するとの期待から東京株が大幅上昇したため、午前は国債が売られて利回りが上昇したが、午後には値ごろ感から買い戻された。(2013.10.11 産経ニュース)
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さて、東証リート指数の今週末終値は1469.94となりましたので、先週末終値である1446.08から23ポイントほどの上昇となりました。
今週の最安値は、8日の場中1417.55でしたが、翌日は1467.30で引けて大幅反発となりました。週末である本日も一時1477.51まで上昇し、結局1469.94で引けたわけですが、この値は、今週の終値ベースでの最高値であります。
ただ、こういった動きは、東証リート指数独特というよりは、多分に日経平均に影響されているわけですから、その意味では、米国議会なりに上下しただけとも言えます。
ところで、最近ずいぶんとリートに関する記事が増えてきていますね。日経新聞朝刊にもリートの記事が連載されています。
(わかる投資)基礎からのREIT(1) 巨大な「大家さん」 少額で不動産に分散投資
(わかる投資)基礎からのREIT(2) 魅力は分配金の大きさ 利回り、4%に迫る
(わかる投資)基礎からのREIT(3) 保有する資産は幅広く 介護・医療施設型も上場へ
(わかる投資)基礎からのREIT(4) 「脱デフレ」は追い風に オフィス賃料の回復期待
良い意味ではありませんが、以下のような威勢の良いニュースも載るようになりました。
東京五輪は「買い」だ! 不動産投資信託(REIT)市場が上昇(j-cast.com)
Jリート 遅れて景気回復の恩恵受けるオフィス系に妙味あり(NEWSポスト)
買いだとかのニュースがメディアに出ると、一般的にはそろそろ売りだとも言われるわけですが、売買代金こそ急減している中で、日経平均の下落ボラに比べて、東証リート指数は、底堅さを見せている先週と今週の動きであったのではないかとも感じています。
それでは、リート投資家の皆さま、今週もおつかれさまでした。