Jreit(不動産投資信託)情報weekly~リート話はてな支局

Jreit(不動産投資信託)の情報をほぼweeklyで提供。

海外リート(REIT)市場、米国市場が反落で海外リートファンド軟調もドル高で緩和(29.10.24)

本日は、DIAMが提供している各国リートS&P指数をもとにしたレポートをご紹介します。海外リートの投資信託保有されている方は、毎週このレポートを参照することで、海外市場の流れを把握しておくべきではと思います。

また、Jリートの投資家の方も世界のリート市場におけるJリートの位置も確認いただけましたらと思います。

海外リート市場

lgi01a201309241900リート・ウィークリーレポート(DIAM)2017年10月24日

以下は、リート指数暴落率とカッコ内で、為替暴落率を示しています。この2つは、海外リートの投資信託の状況を左右する重要な値です。例えば、指数が上昇しても、為替が円高進行ですと、基準価格がマイナスになることがあります(為替ヘッジ無の場合)。

リート指数暴落率(対円為替暴落率) 日本 +1.2% 米国 -1.4%(+1.5%) カナダ -0.4%(+0.2%) 欧州 -0.9%(+1.2%) 英国 -0.3%(+0.8%) 豪州 +1.4%(+0.6%) シンガポール +0.1%(+0.6%) 香港 +4.0%(+1.6%) ※暴落率は、先々週末と10月20日時点の値を基に算出し小数点第2位を四捨五入して表示

米国リート市場は、反転下落となっています。ここのところ、米国リート市場では、緩やかな上昇が続いていましたが、税制改革の審議が加速するとの観測により、減税が実現すれば、国債増発につながるとの見方から米国債が売られ、長期国債利回りが上昇しています。

ですが、一方では、米税制改革実現への期待が高まる中、米長期金利の上昇を背景にドル買いが優勢となり、ドル高が進みました。

NY債券、反発 10年債利回り2.41%、次期FRB議長巡る思惑で(日本経済新聞https://www.nikkei.com/article/DGXLASH7IAA06_R21C17A0000000/

27日のニューヨーク債券相場は4日ぶりに反発した。長期金利の指標となる表面利率2.250%の10年物国債利回りは、前日比0.05%低い(価格は高い)2.41%で終えた。米連邦準備理事会(FRB)の次期議長を巡る思惑や欧州の政治リスクへの警戒感が買いを誘った。週末とあって、売り持ち高を手じまう目的の買い戻しも入った。(291021 日本経済新聞

日々の生活にhappyをプラスする|ハピタス

海外リート型投資信託

次に、純資産トップ3の海外リート型投資信託における10月13日から10月20日かけての基準価格の推移です。

フィデリティ・USリート・ファンドB(為替ヘッジなし) 4,140→4,059 新光 US-REIT オープン(愛称:ゼウス) 2,959→2,957 ラサール・グローバルREITファンド(毎月分配型) 2,510→2,503

米国リート市場が大き目下落となっていますが、ドル高がプラスに働き、基準価格は、微減にとどまっています。フィデリティ・USリート・ファンドB(為替ヘッジなし)については、分配金70円分の支払がありましたので、実質10程度の下落ですね。

以下は、そのほかの気になる分野別の海外リートファンドの値動きです。

【非毎月分配型】 フィデリティ・USリート(資産成長)D(H無) 16,748→16,704

【地域限定】 アジア好利回りリート・ファンド 7,761→7,857 DIAM オーストラリアリートオープン 9,673→9,787

ETFiシェアーズ 米国リート・不動産株ETF 9,156→9,116

米国市場の下落により、フィデリティ・USリート(資産成長)D(H無)は、下落に転じていますが、大幅上昇となった香港リートや豪州リート関連は、順調にあげています。

以下は、定例情報です。リートファンドからは、引き続き、資金流出が続いているようです。

9月BRICs株・定期分配型・REITファンド=リッパー(ロイター)

9月末REITファンド 純資産残高 10.93兆円 前月比(%) -1.9 資金純流出入額 -1379.35億円

今週(16~20日)のJリート(REIT)、5週続落を免れる反発。3件目の自己投資口の取得の設定。

今週29年10月16日から10月20日にかけてのリート市場の相場を振り返っていきたいと思います。

今週のJリートreit

東証リート指数の週末終値1646.05となりました。前週末終値が1625.91でしたから、20ポイント程度の大幅反発となりましたが、先週の大幅下落を戻したにすぎません。5週続落を免れています。

今週の最安値は、週初場中の1622.67、最高値は、木曜場中の1653.22でした。週開けて3日間は、安値1622.67→1625.92→1625.20と1620台を記録しました。週末木曜、金曜と反発をみせて1650を回復しています。

s512_f_business_28_0 今週の主なニュース 今週は、以下のとおり、日米不動産関連の指標がでています。 18日(水)米9月住宅着工件数、20日(金)米9月中古住宅販売件数

米住宅着工件数、9月は1年ぶりの低水準(ロイター) https://jp.reuters.com/article/us-housing-start-sep-idJPKBN1CN2B4

米商務省が18日発表した9月の住宅着工件数(季節調整済み)は年率換算で前月比4.7%減の112万7000戸と、戸数ベースで2016年9月以来、1年ぶりの低水準となった。(291019 ロイター)

9月米中古住宅販売が予想外に増加、ハリケーンの影響和らぐ(ロイター) https://jp.reuters.com/article/sep-us-existing-home-sale-idJPKBN1CP24Q

全米リアルター協会(NAR)が発表した9月の米中古住宅販売戸数(季節調整済み)は、年率換算で前月比0.7%増の539万戸と、予想外に増加した。ハリケーン「ハービー」「イルマ」の影響が和らぎ始めたことが背景。ただし根強い供給不足は引き続き販売の重しとなった。。(291020 ロイター)

s32_f_event_33_1nbg長期金利 債券15時 長期金利が上昇 米予算決議可決で国内債に売り波及(日本経済新聞https://www.nikkei.com/article/DGXLASS0IMB04_T11C17A0000000/

 20日の債券市場で長期金利の指標となる新発10年物国債利回りは前日比0.005%高い(価格は安い)0.070%で推移した。米上院で2018年会計年度(17年10月~18年9月)予算の大枠となる決議案が可決した。10年間で1.5兆ドルの減税を容認する税制改革案を盛り込んでいるため、時間外取引で米長期金利が上昇し、日本国債にも売りが波及した。(291020 日本経済新聞

次に、Jリートと10年国債との利回り差の推移です。左から先々週末終値、先週末終値、今週末終値です。 国債長期利回りが週ベースでわずかですが、上昇しました。東証リート指数は反発し、両者のスプレッドは久々に縮小しています。

2017年10月20日時点 リート予想分配金利回り  4.16%→4.22%→4.19% 国債10年物最長期利回り  0.050%→0.060%→0.070% スプレッド        4.11%4.16%→4.12% 米国債10年        2.35%→2.31%→2.38% ※リート予想分配金利回りは、japan-reitより 日々の生活にhappyをプラスする|ハピタス s32_f_business_22_0nbg 指数の推移 以下は、先週末から今週末にかけての種別ごとの指数の推移です。左から先々週末終値、先週末終値、今週末終値です。

オフィス 1611.15(△0.9%)→1589.86(△1.3%)→1613.98(1.5%) 商業物流 2072.81(0.1%)→2050.00(△1.0%)→2074.63(1.1%) 住宅   2397.05(△0.4%)→2368.63(△1.2%)→2379.40(0.4%) 全体   1645.93(△0.4%)→1625.91(△1.2%)→1646.05(1.2%) 不動産株 1420.19(2.6%)→1430.32(0.7%)→1443.94(0.9%) 日経平均 20690.71(1.6%)→21155.18(2.2%)→21457.64(1.4%)

東証リート指数は、1%超の反発となりました。といいましても、ちょうど先々週の位置に戻っただけであります。一方、日経平均は、1.4%の続伸となり、3週1%超の上げ幅継続ですね。

種別指数では、前種別での上昇となりました。オフィス系が最も値幅があり、住宅系が最も小さいというセオリー通りの結果でした。 chart21

l_e_new_340 今週の主なリリース

16日 自己投資口取得に係る事項の決定に関するお知らせ(投資信託及び投資法人に関する法律第80条の5に基づく自己投資口の取得)(日本リテールファンド投資法人http://www.jrf-reit.com/upd3/irpr_news/pdf/xjs14159E45B325FE615.pdf

18日 パナソニック株式会社との貸室賃貸借契約改定覚書締結に関するお知らせ(MCUBS MidCity 投資法人http://www.japan-reit.com/kaiji/3227/2017/20171018492908.pdf

今週の決算発表

以下は、今週決算発表のありました投資法人の一覧です。

16日(月)日本リテールファンド投資法人 第31期決算発表 Oneリート投資法人 第8期決算発表 ジャパン・シニアリビング投資法人 第4期決算発表 森トラスト・ホテルリート投資法人 第3期決算発表 17日(火)オリックス不動産投資法人 第31期決算発表 18日(水)大和ハウスリート投資法人 第23期決算発表 19日(木)日本アコモデーションファンド投資法人 第23期決算発表

s512_f_business_28_0 来週の主なスケジュール

来週のリートに関する日米の主なスケジュールは、25日(水)米8月住宅価格指数、9月新築住宅販売件数、26日(木)ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁、定例記者会見、10月期決算銘柄権利付最終取引日が予定されています。

来週の決算発表

特になし

今週も米国リート市場を中心に世界的なリート市場の堅調な流れに乗って上昇といいたいところではありますが、実際は、先週の大幅下落底からの反発といった範囲にとどまっています。

先週、いちごホテルリート投資法人(3463)の自己投資口の取得リリースがありましたが、今週は週明け以下のニュースがでています。

日本リテール、自己投資口買い 3例目(日本経済新聞https://www.nikkei.com/article/DGXMZO22307690W7A011C1DTA000/

 不動産投資信託(REIT)の日本リテールファンド投資法人は16日、100億円を上限に投資口(株式に相当)を取得すると発表した。取得するのは発行済み口数の2.25%相当の6万口で、期間は17日~2018年1月31日。企業の自社株買いにあたる「自己投資口買い」を実施するのは10日に発表したいちごホテルリート投資法人に次ぎ3例目となる。(291016 日本経済新聞

今の市況では、余裕のできた自己資金を活用して物件を購入するだけでは、従来のような利回りを確保することが難しくなっているということであれば、その一部を自己投資口の取得に充てて分配金を上昇させるという手法も増えてくるものと思われます。

一方で、その分は、物件取引がなくなるということでもあります。

それでは、リート投資家の皆さま、今週もおつかれさまでした。

海外リート(REIT)市場、好調な米国を中心とした世界リート。各海外リートファンドの基準価格も堅調(29.10.17)

本日は、DIAMが提供している各国リートS&P指数をもとにしたレポートをご紹介します。海外リートの投資信託保有されている方は、毎週このレポートを参照することで、海外市場の流れを把握しておくべきではと思います。

また、Jリートの投資家の方も世界のリート市場におけるJリートの位置も確認いただけましたらと思います。

海外リート市場

lgi01a201309241900リート・ウィークリーレポート(DIAM)2017年10月17日

以下は、リート指数暴落率とカッコ内で、為替暴落率を示しています。この2つは、海外リートの投資信託の状況を左右する重要な値です。例えば、指数が上昇しても、為替が円高進行ですと、基準価格がマイナスになることがあります(為替ヘッジ無の場合)。

リート指数暴落率(対円為替暴落率) 日本 -1.2% 米国 +1.6%(-0.7%) カナダ +0.6%(-0.3%) 欧州 +0.9%(+0.0%) 英国 +0.9%(+0.9%) 豪州 +1.1%(+0.8%) シンガポール +0.9%(+0.4%) 香港 +0.0%(-0.6%) ※暴落率は、先々週末と10月13日時点の値を基に算出し小数点第2位を四捨五入して表示

米国リート市場は、大幅上昇となっています。11日に公表されたFOMC(米連邦公開市場委員会)議事録では、追加利上げに慎重との観測により長期国債利回りが低下しています。ですが、足元では、0.06%上昇と反転をしています。ただ、一方で、ドル円の上値が重く推移しています。

また、欧州と英国、豪州リートはそれぞれ1%前後の大き目の上昇をみせています。シンガポールリートも堅調な値動きとなりました。このように、リートの世界市場では、堅調な展開が目に付くところですが、Jリートは対照的に弱さが目立ちますね。

NY債券、長期債反落 10年債利回り2.38%、税制改革の実現の思惑で(日本経済新聞https://www.nikkei.com/article/DGXLASH7IAA06_R21C17A0000000/

20日のニューヨーク債券市場で長期債相場は反落した。長期金利の指標となる表面利率2.250%の10年物国債利回りは前日比0.06%高い(価格は安い)2.38%で取引を終えた。米税制改革案の審議が進むとの思惑から、米国債は売りが優勢となった。(291021 日本経済新聞

日々の生活にhappyをプラスする|ハピタス

海外リート型投資信託

次に、純資産トップ3の海外リート型投資信託における10月6日から10月13日かけての基準価格の推移です。

フィデリティ・USリート・ファンドB(為替ヘッジなし) 4,117→4,140 新光 US-REIT オープン(愛称:ゼウス) 2,942→2,959 ラサール・グローバルREITファンド(毎月分配型) 2,493→2,510

引き続き、米国リートを中心とした世界的な好調相場を背景に、基準価格が上昇しています。

以下は、そのほかの気になる分野別の海外リートファンドの値動きです。

【非毎月分配型】 フィデリティ・USリート(資産成長)D(H無) 16,652→16,748

【地域限定】 アジア好利回りリート・ファンド 7,841→7,761 DIAM オーストラリアリートオープン 9,487→9,673

ETFiシェアーズ 米国リート・不動産株ETF 9,062→9,156

米国関係は、堅調に基準価格が上昇しています。なかでも、フィデリティ・USリート(資産成長)D(H無)は、8月中旬を起点に基準価格が上昇し続け、15,742→16,748です。

以下は、定例情報です。リートファンドからは、引き続き、資金流出が続いているようです。

9月BRICs株・定期分配型・REITファンド=リッパー(ロイター)

9月末REITファンド 純資産残高 10.93兆円 前月比(%) -1.9 資金純流出入額 -1379.35億円

海外リートファンドは、堅調な為替市場から入れ替わるように、堅調なリート市場といった要因の流れはあるものの、基準価格が好調に推移していますが、一方で、投資家の資金は流出しているようです。

9月は投信の伸び鈍化 国内株式型は一転、流出超に(マネー研究所) https://style.nikkei.com/article/DGXMZO22223010T11C17A0PPD000?channel=DF280120166591

 海外REIT型からの資金流出も続いた。流出額は1091億円と8カ月ぶりの高水準だった。分配金引き下げに対する警戒感が引き続き強いほか、外国為替市場での円相場の下落基調が利益確定売りを促した面もあった。個別では「ラサール・グローバルREIT(毎月分配)」(日興アセットマネジメント)「フィデリティ・USリート・ファンドB(為替ヘッジなし)」(フィデリティ投信)などから資金が流出した。(291021 日本経済新聞

今週(10~13日)のJリート(REIT)、4週続落で瞬間年初来安値。2016年以来の水準にも一瞬踏み込む。

今週29年10月10日から10月13日にかけてのリート市場の相場を振り返っていきたいと思います。

今週のJリートreit

東証リート指数の週末終値1625.91となりました。前週末終値が1645.93でしたから、20ポイント程度の大幅続落となりました。これで4週続落となっています。

今週の最安値は、週末場中の1619.08、最高値は、週初場中の1648.70でした。週初若干の反発をみせた後は、ずるずると下げ続け、7月14日につけた安値1620.38に接近する安値となりました。また、週末に一時1619.08を記録していますが、これは年初来安値です。ちなみに、これを下回る水準は、2016年1月21日にまでさかのぼることになります。

s512_f_business_28_0 今週の主なニュース 今週は、以下のとおり、日米不動産関連の指標がでています。 12日(木)三鬼商事オフィスマーケット統計

空室率が3.17%まで低下、三鬼商事(日経不動産マーケット) https://www.e-miki.com/market/datacenter/prt/21_201710.pdf

■都心5区オフィス空室率@2017年9月 3.17%(YoY-0.53ポイント、MoM-0.18ポイント) ※空室面積MoM-1万3000坪程度 ▼新築ビル:16.11%(YoY+3.93ポイント、MoM-2.88ポイント) ▼既存ビル:2.90%(YoY-0.57ポイント、MoM-0.15ポイント) ■都心5区オフィス坪あたり募集賃料@2017年9月 1万8995円(YoY+659円、MoM+38円) ▼新築ビル:2万7108円(YoY-997円、MoM+84円) ▼既存ビル:1万8774円(YoY+640円、MoM+7円) ※YoYは前年同月比、MoMは前月比。(291012 日経不動産マーケット)

s32_f_event_33_1nbg長期金利 債券15時 長期金利は横ばい 流動性供給入札を巡りもみ合い(日本経済新聞https://www.nikkei.com/article/DGXLASS0IMB04_T11C17A0000000/

13日の債券市場で長期金利の指標となる新発10年債利回りは前日比横ばいの0.060%で推移した。朝方は財務省実施の流動性供給入札を前に持ち高調整の売りが出たが、結果が「順調」(国内証券)と受け止められると債券の買い圧力が強まった。(291013 日本経済新聞

次に、Jリートと10年国債との利回り差の推移です。左から先々週末終値、先週末終値、今週末終値です。 国債長期利回りが週ベースでわずかですが、上昇しました。東証リート指数は続落となり、両者のスプレッドのさらに拡大しています。

2017年10月13日時点 リート予想分配金利回り  4.16%→4.16%→4.22% 国債10年物最長期利回り  0.060%→0.050%→0.060% スプレッド        4.10%→4.11%4.16% 米国債10年        2.33%→2.35%→2.31% ※リート予想分配金利回りは、japan-reitより 日々の生活にhappyをプラスする|ハピタス s32_f_business_22_0nbg 指数の推移 以下は、先週末から今週末にかけての種別ごとの指数の推移です。左から先々週末終値、先週末終値、今週末終値です。

オフィス 1626.65(△0.4%)→1611.15(△0.9%)→1589.86(△1.3%) 商業物流 2069.55(△0.2%)→2072.81(0.1%)→2050.00(△1.0%) 住宅   2409.81(0%)→2397.05(△0.4%)→2368.63(△1.2%) 全体   1653.72(△0.3%)→1645.93(△0.4%)→1625.91(△1.2%) 不動産株 1384.17(△0.6%)→1420.19(2.6%)→1430.32(0.7%) 日経平均 20356.28(0.2%)→20690.71(1.6%)→21155.18(2.2%

東証リート指数は、1%超の続落となりました。一方、日経平均は、2%を超える大幅続伸となりました。米国リートが株式市場につられて上昇していますが、東証リート指数は、逆に下落しています。

この株式市場が上昇すると、東証リート指数が下落するという症状は、今までにもたびたびみられています。米国におけるリートの立ち位置と日本におけるリートの立ち位置の違いかもしれません。

種別指数では、前種別で同程度の下落となりました。今週発表されましたオフィス統計も引き続き堅調なものであったと思いますが、特段の材料にはなりませんでした。 chart21

l_e_new_340 今週の主なリリース

10日 自己投資口取得に係る事項の決定のお知らせ(いちごホテルリート投資法人https://www.ichigo-hotel.co.jp/module/_newsPdfHotel/48998110/IchigoHotel_20171010_Share_Buyback_JPN.pdf

11日 国内不動産信託受益権の取得に関するお知らせ【ラウンドワン三宮駅前店】(日本リテールファンド投資法人http://www.jrf-reit.com/upd3/irpr_news/pdf/xjs14059DDBD30AE8610.pdf

11日 新投資口発行及び投資口売出しに関するお知らせ(星野リゾート・リート投資法人http://www.hoshinoresorts-reit.com/site/file/tmp-GBYGP.pdf 国内不動産の取得及び貸借に関するお知らせ平成30 年4月期の運用状況及び分配の予想の修正並びに平成30 年10 月期の運用状況及び分配の予想に関するお知らせ

11日 資産の取得及び貸借に関するお知らせ(大博多ビル、大同生命大宮ビル及び山上ビル)(One リート投資法人http://www.one-reit.com/file/news-d1e4e62d037f53266bbba51155bc9b850d9c2b4f.pdf平成30年2月期(第9期)の運用状況及び分配金の予想の修正並びに平成30年8月期(第10期)の運用状況及び分配金の予想に関するお知らせ

13日 新投資口発行及び売出しに関するお知らせ (ヒューリックリート投資法人http://www.hulic-reit.co.jp/file/news-fd7a560c502cca4c23e3fa113693c8ca005fc5c4.pdf ・資産の取得及び貸借並びに譲渡に関するお知らせ ・平成 30 年 2月期の運用状況及び分配金の予想修正並びに平成 30 年 8月期の運用状況の予想について

今週の決算発表

以下は、今週決算発表のありました投資法人の一覧です。

12日(木) 福岡リート投資法人 第26期決算発表 13日(金) 野村不動産マスターファンド投資法人 第4期決算発表 ラサールロジポート投資法人 第3期決算発表

s512_f_business_28_0 来週の主なスケジュール

来週のリートに関する日米の主なスケジュールは、18日(水)米9月住宅着工件数、20日(金)米9月中古住宅販売件数が予定されています。

来週の決算発表

16日(月)日本リテールファンド投資法人 第31期決算発表 Oneリート投資法人 第8期決算発表 ジャパン・シニアリビング投資法人 第4期決算発表 森トラスト・ホテルリート投資法人 第3期決算発表 17日(火)オリックス不動産投資法人 第31期決算発表 18日(水)大和ハウスリート投資法人 第23期決算発表 19日(木)日本アコモデーションファンド投資法人 第23期決算発表

今週も米国リート市場が比較的堅調な相場となっている一方で、東証リート指数は、終値ベースで、7月以来の安値となりましたし、瞬間2016年1月以来の安値にも踏み込んでいく展開となりました。

先週も書いていますが、やはり最近のJリート市場は、海外市場の影響よりも国内要因の方に注目していった方がいいのかもしれません。日本の株式市場は20年ぶりという数字が飛びかっているほど非常に堅調ですが、一方でJリートからは資金が離れていっている状況です。

今週は、星野リゾート・リート投資法人(3287)ヒューリックリート投資法人(3295)から公募増資のリリースがありました。また、先日大型旗艦物件の売却を発表したOne リート投資法人(3290)の物件取得のリリースもありましたね。

このような中、いちごホテルリート投資法人(3463)は、自己投資口の取得を設定するとのリリースでした。リリースの中でも、投資口価格が2017 年7 月期末時点の1 口当たりNAV(純資産)139,940 円を20%超下回る水準と書かれています。

自己投資口の取得には、様々目的があろうかと思いますが、投資口価格がなかなか上昇していかないところで、物件価格も上昇しているということで、公募増資が実施しづらくなっているということもあろうかと思います。

長い目でみますと、昨今不動産マーケットを支えてきた投資法人が物件を取得できなくなってきますと、物件価格の反転が始まり、日本全体の景気にも大きな影響を及ぼす可能性もあろうかと思います。星野リゾート・リート投資法人(3287)ヒューリックリート投資法人(3295)が今回の公募増資で取得する多くのセクターは、ホテルですしね。

それでは、リート投資家の皆さま、今週もおつかれさまでした。

海外リート(REIT)市場、米国リート市場の上昇継続で基準価格も好調。(29.10.11)

本日は、DIAMが提供している各国リートS&P指数をもとにしたレポートをご紹介します。海外リートの投資信託保有されている方は、毎週このレポートを参照することで、海外市場の流れを把握しておくべきではと思います。

また、Jリートの投資家の方も世界のリート市場におけるJリートの位置も確認いただけましたらと思います。

海外リート市場

lgi01a201309241900リート・ウィークリーレポート(DIAM)2017年10月11日

以下は、リート指数暴落率とカッコ内で、為替暴落率を示しています。この2つは、海外リートの投資信託の状況を左右する重要な値です。例えば、指数が上昇しても、為替が円高進行ですと、基準価格がマイナスになることがあります(為替ヘッジ無の場合)。

リート指数暴落率(対円為替暴落率) 日本 -0.5% 米国 +0.3%(+0.1%) カナダ +1.8%(-0.3%) 欧州 -1.1%(-0.6%) 英国 +0.4%(-2.4%) 豪州 -1.0%(-0.7%) シンガポール +0.9%(-0.4%) 香港 +0.5%(+0.1%) ※暴落率は、先々週末と10月6日時点の値を基に算出し小数点第2位を四捨五入して表示

米国リート市場は上昇となりました。好調な株式市場にも支えられて堅調な動きとなっています。このあたりの状況は、日本市場のリートとは異なっていますね。

ただ、一方で、米10年国債利回りも高い水準になっており、上昇幅は限定的なものとなっています。足元では、債権が買われて、低下傾向にあり、S&P United States REITやFTSE NAREIT All Equity REITs Indexといった主要指数も上昇を続けています。

NY債券、長期債続伸 10年債利回り2.31%、30年債入札好調で買い(日本経済新聞https://www.nikkei.com/article/DGXLASH7IAA06_T11C17A0000000/

12日のニューヨーク債券市場で長期債相場は続伸した。長期金利の指標である表面利率2.250%の10年物国債利回りは前日比0.04%低い(価格は高い)2.31%とこの日の最低水準で終えた。米財務省が実施した30年物国債入札が好調な結果となり、幅広い年限に買いが入った。米株安で投資家心理が悪化し、株式に比べ価格変動が少ない安全資産とされる米国債に買いが入った面もあった。(291013 日本経済新聞

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海外リート型投資信託

次に、純資産トップ3の海外リート型投資信託における9月29日から10月6日かけての基準価格の推移です。

フィデリティ・USリート・ファンドB(為替ヘッジなし) 4,078→4,117 新光 US-REIT オープン(愛称:ゼウス) 2,968→2,942 ラサール・グローバルREITファンド(毎月分配型) 2,524→2,493

引き続き、米国リートの上昇と為替の追い風もあり、基準価格が若干の上昇となっていますが、新光 US-REIT オープンは50円、ラサール・グローバルREITファンドは、40円のそれぞれ分配金が支払われていますので、その分の基準価格下落があります。

以下は、そのほかの気になる分野別の海外リートファンドの値動きです。

【非毎月分配型】 フィデリティ・USリート(資産成長)D(H無) 16,490→16,652

【地域限定】 アジア好利回りリート・ファンド 7,816→7,841 DIAM オーストラリアリートオープン 9,625→9,487

ETFiシェアーズ 米国リート・不動産株ETF 9,009→9,062

米国関係は、堅調に基準価格が上昇しています。やはりJリート市場との違いが鮮明です。

以下は、定例情報です。リートファンドからは、引き続き、資金流出が続いているようです。

9月BRICs株・定期分配型・REITファンド=リッパー(ロイター)

9月末REITファンド 純資産残高 10.93兆円 前月比(%) -1.9 資金純流出入額 -1379.35億円

海外REIT型、1年の上昇率 米国・アジア対象、上位に(日本経済新聞https://www.nikkei.com/article/DGXKASGD03H3X_T01C17A0ENK001/

上位の投信には米国、アジアを投資対象とするものが目立った。今回のランキングでは通貨選択型を除いたため、為替相場の動向が運用成績に影響を与えやすかった。首位は三井住友アセットマネジメントの「アジア好利回りリート・ファンド」で基準価格の上昇率は12%だった。日本を除くアジアの国や地域(オセアニアを含む)の取引所に上場するREITが投資対象。(291005 日本経済新聞

今週(2~6日)のJリート(REIT)、3週続落で再びの1640台へ。

今週29年10月2日から10月6日にかけてのリート市場の相場を振り返っていきたいと思います。

今週のJリートreit

東証リート指数の週末終値1645.93となりました。前週末終値が1656.35でしたから、10ポイント超の続落となりました。先々週のわずかな反発で4週続落を免れて以降、再び3週続落となっています。

今週の最安値は、週初場中の1644.90、最高値は、火曜場中の1659.26でした。週初にいったん安値をつけた後は、1650台で推移していましたが、週後半に再び弱含み、7月につけた安値1640台にて引けています。

s512_f_business_28_0 今週の主なニュース 今週は、以下のとおり、日米不動産関連の指標がでています。 4日(水)米9月ADP雇用統計、6日(金)米9月雇用統計

4日(水)9月米ADP民間雇用は13.5万人増、16年10月以来の小幅な伸び(ロイター) https://jp.reuters.com/article/us-adp-job-sep-idJPKBN1C91ZS

企業向け給与計算サービスのオートマチック・データ・プロセッシング(ADP)とムーディーズ・アナリティクスが4日に発表した9月の全米雇用報告によると、民間部門雇用者数は13万5000人増と、市場予想の12万5000人増を上回った。雇用は増えたものの、報告はハリケーン「ハービー」と「イルマ」が「小規模の小売業に著しい影響を与えた」とした。9月の増加数は2016年10月以来の小幅な伸びだった。(291004 ロイター)

6日(金)ハリケーン被害で7年ぶりの減少 9月の米雇用統計(日本経済新聞https://www.nikkei.com/article/DGXMZO22005290W7A001C1MM8000/

労働省が6日発表した9月の雇用統計(速報値、季節調整済み)は、景気動向を敏感に映す非農業部門の雇用者数が前月比で3万3千人減った。米南部のハリケーン被害で飲食店や小売店が休業した影響が大きい。減少するのは2010年9月以来7年ぶりだ。 雇用者数の増減は8月(16万9千人増)からマイナスに陥り、市場予測(8万人増)を大きく下回った。(291006 日本経済新聞

s32_f_event_33_1nbg 長期金利 債券15時 長期金利は上昇 オペ後は動意薄、米雇用統計控え(日本経済新聞https://www.nikkei.com/article/DGXLASS0IMB04_W7A001C1000000/

 6日の債券市場で長期金利の指標となる新発10年債利回りは前日比0.005%高い(価格は安い)0.050%で推移した。日銀が同日実施した国債買い入れオペ(公開市場操作)結果は「弱め」との受け止めが多く、債券の売り材料となった。売り一巡後は、日本時間6日夜の米雇用統計の発表を控えて様子見姿勢が強まった。(291006 日本経済新聞

次に、Jリートと10年国債との利回り差の推移です。左から先々週末終値、先週末終値、今週末終値です。 国債長期利回りが週ベースでわずかですが、低下しました。東証リート指数は続落となり、両者のスプレッドの若干拡大しています。

2017年10月6日時点 リート予想分配金利回り  4.14%→4.16%→4.16% 国債10年物最長期利回り  0.020%→0.060%→0.050% スプレッド        4.12%→4.10%→4.11% 米国債10年        2.25%→2.33%→2.35% ※リート予想分配金利回りは、japan-reitより 日々の生活にhappyをプラスする|ハピタス s32_f_business_22_0nbg 指数の推移 以下は、先週末から今週末にかけての種別ごとの指数の推移です。左から先々週末終値、先週末終値、今週末終値です。

オフィス 1633.29(△0.4%)→1626.65(△0.4%)→1611.15(△0.9%) 商業物流 2074.77(△0.9%)→2069.55(△0.2%)→2072.81(0.1%) 住宅   2410.24(△1.1%)→2409.81(0%)→2397.05(△0.4%) 全体   1658.54(△0.7%)→1653.72(△0.3%)→1645.93(△0.4%) 不動産株 1393.87(4.4%)→1384.17(△0.6%)→1420.19(2.6%) 日経平均 20296.45(1.9%)→20356.28(0.2%)→20690.71(1.6%)

東証リート指数は、先週と同程度の下落幅となっています。一方、日経平均は、1%を超える続伸となりました。中でも不動産株は、先週の小休止から再びの大幅上昇となりました。

種別指数では、オフィス系、住宅系ともに下落でしたが、商業物流系のみ若干ですが、上昇となっています。 chart21

l_e_new_340 今週の主なリリース

4日 格付けの変更に関するお知らせ(大和ハウスリート投資法人http://www.daiwahouse-reit.co.jp/file/ir_news-d24cbea3051c4325376f805827ab46bed6da32e1.pdf

6日 国内不動産の取得に関するお知らせ(ジャパンリアルエステイト投資法人http://www.j-re.co.jp/file/news-d66e4f1d31c9f18dfbf65e56fdb116c2025f76fb.pdf

6日 資産の取得に関するお知らせ( KICAM 武蔵村山特定目的会社 優先出資証券)(ユナイテッド・アーバン投資法人http://www.united-reit.co.jp/file/news-62126c7c7c50ecb959610595d263556d68df2519.pdf

今週の決算発表

以下は、今週決算発表のありました投資法人の一覧です。

なし

s512_f_business_28_0 来週の主なスケジュール

来週のリートに関する日米の主なスケジュールは、12日(木)三鬼商事オフィスマーケット統計が予定されています。

来週の決算発表

12日(木) 福岡リート投資法人 第26期決算発表 13日(金) 野村不動産マスターファンド投資法人 第4期決算発表 ラサールロジポート投資法人 第3期決算発表

今週は、6日に米雇用統計の発表が予定されており、雇用統計待ちの週でしたが、結果は、7年ぶりの雇用者数減でした。週末のマーケットでは、ハリケーン被害という理由付けが広まり、債券市場にも大きな動きはみられませんでした。

こうした評価が来週以降どのように変化していくのかをみていきたいところでしょうが、最近のJリート市場をみていると、海外市場の影響よりも国内要因の方に注目していった方がいいのかもしれません。引き続き各投資主主体がどのような動きになっていくのかという点であります。

さて、東証リート指数は、今週久々の週末引け値、1740台となりました。アナリストは、1650台割を買い局面とみているようです。

平均分配金利回り4.5%超も 割安局面のJリート投資戦略(マネーポスト) https://www.moneypost.jp/205579

2017年9月下旬の東証REIT指数は1670ポイント前後で推移しているが、アイビー総研代表の関大介氏は「現在のJリート市場は売られすぎ」と指摘する。「この先、1650ポイント割れの局面を迎えると予想する。同ポイントを下回る水準は割安ととらえてよく、Jリートに投資したいと考えている人には買いの好機になるだろう」(291003 マネーポスト)

上記の記事では、ジャパン・ホテル・リート投資法人(8985)などのホテル銘柄をイチ押しとして掲げられています。東京オリンピックまでの長い目でみれば、確かに保有しておきたいセクターであろうかと思いますね。

それでは、リート投資家の皆さま、今週もおつかれさまでした。

海外リート(REIT)市場、米雇用統計の雇用者減少。長期国債利回り上昇続き、上昇幅は限定的。(29.10.3)

本日は、DIAMが提供している各国リートS&P指数をもとにしたレポートをご紹介します。海外リートの投資信託保有されている方は、毎週このレポートを参照することで、海外市場の流れを把握しておくべきではと思います。

また、Jリートの投資家の方も世界のリート市場におけるJリートの位置も確認いただけましたらと思います。

海外リート市場

lgi01a201309241900リート・ウィークリーレポート(DIAM)2017年10月3日

以下は、リート指数暴落率とカッコ内で、為替暴落率を示しています。この2つは、海外リートの投資信託の状況を左右する重要な値です。例えば、指数が上昇しても、為替が円高進行ですと、基準価格がマイナスになることがあります(為替ヘッジ無の場合)。

リート指数暴落率(対円為替暴落率) 日本 -0.0% 米国 +0.7%(+0.5%) カナダ +0.9%(-0.6%) 欧州 +1.2%(-0.7%) 英国 +0.8%(-1.2%) シンガポール +0.5%(-0.4%) 香港 -0.3%(+0.5%) ※暴落率は、先々週末と9月29日時点の値を基に算出し小数点第2位を四捨五入して表示

米国リート市場は上昇となりました。このところ、好調な米経済指標を背景に、米景気は拡大基調にあるとの見方が強まり、債券売り傾向となっています。また、米株式市場でダウ工業株30種平均など主要な株価指数が連日で過去最高値を更新していることから、債権市場から株式市場に資金が流れているとも言われています。

上記の流れの中でも米雇用統計の発表待ちということで、債券市場も底堅さはあったとのことですが、結果として、雇用統計では、非農業部門の雇用者数が前月比で3万3千人減り、2010年9月以来7年ぶりのこととなっています。とはいいましても、失業率は低下し、今回の雇用者数の減少もハリケーンが原因と受け止められ、9日の株式市場への影響は限定的となっています。

NY債券、長期債下落 10年債利回り2.35%、米景気拡大の期待強まる(日本経済新聞https://www.nikkei.com/article/DGXLASH7IAA06_W7A001C1000000/

5日のニューヨーク債券市場で長期債相場は下落した。長期金利の指標となる表面利率2.250%の10年物国債利回りは、前日比0.03%高い(価格は安い)2.35%とこの日の最高で取引を終えた。9月の米雇用統計の発表を6日に控えて様子見気分が強かったが、米景気の拡大を意識した債券売りがやや優勢だった。(291006 日本経済新聞

日々の生活にhappyをプラスする|ハピタス

海外リート型投資信託

次に、純資産トップ3の海外リート型投資信託における9月22日から9月29日かけての基準価格の推移です。

フィデリティ・USリート・ファンドB(為替ヘッジなし) 4,075→4,078 新光 US-REIT オープン(愛称:ゼウス) 2,961→2,968 ラサール・グローバルREITファンド(毎月分配型) 2,522→2,524

米国リートの上昇と為替の追い風により、各ファンドとも基準価格が若干の上昇となっています。

以下は、そのほかの気になる分野別の海外リートファンドの値動きです。

【非毎月分配型】 フィデリティ・USリート(資産成長)D(H無) 16,480→16,490

【地域限定】 アジア好利回りリート・ファンド 7,864→7,816 DIAM オーストラリアリートオープン 9,599→9,625

ETFiシェアーズ 米国リート・不動産株ETF 8,991→9,009

米国と豪州関連は、緩やかな上昇となっています

以下は、定例情報です。リートファンドからは、引き続き、資金流出が続いているようです。

9月BRICs株・定期分配型・REITファンド=リッパー(ロイター)

9月末REITファンド 純資産残高 10.93兆円 前月比(%) -1.9 資金純流出入額 -1379.35億円

海外REIT型、1年の上昇率 米国・アジア対象、上位に(日本経済新聞https://www.nikkei.com/article/DGXKASGD03H3X_T01C17A0ENK001/

上位の投信には米国、アジアを投資対象とするものが目立った。今回のランキングでは通貨選択型を除いたため、為替相場の動向が運用成績に影響を与えやすかった。首位は三井住友アセットマネジメントの「アジア好利回りリート・ファンド」で基準価格の上昇率は12%だった。日本を除くアジアの国や地域(オセアニアを含む)の取引所に上場するREITが投資対象。(291005 日本経済新聞