Jreit(不動産投資信託)情報weekly~リート話はてな支局

Jreit(不動産投資信託)の情報をほぼweeklyで提供。

今週のJリート(REIT)、40ポイントの大幅下落で先々週末に戻り。オフィス系リートが下げ幅けん引。

週末の東証リート指数は、前場の早い時間で本日の安値1835.00をつけた後は、1日かけて戻す展開となりました。前日比+3.42。

全体としては、上昇銘柄23、下落銘柄16、変わらず2となりました。

個別銘柄では、積水ハウス・SI レジデンシャル投資法人(8973)+1.98%日本リテールファンド投資法人(8953)+1.18%もありましたが、おおむね1%の未満の小幅な値動きとなっています。

国債先物は反落、長期金利0.355%に上昇(ロイター) http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPL3N0X01QG20150403

現物債は長いゾーンが軟調。強含みとなった前日の反動に加え、注目の米雇用統計の発表を控えていることから国内金融機関の益出しを含めたポジション調整がみられた。一方、中期ゾーンはしっかり。きょう実施された日銀オペの結果が強めだったことを反映した。需給は引き締まる方向にある。10年最長期国債利回り長期金利)は同2bp高い0.355%に上昇した。(2015.4.03 ロイター)

※日々のリート指数などはサイドバーのDay Reit(ツイッター)をご覧下さい。→

※週や月間ベースなど指標は、上段メニュー「主要指数&指標」をご覧ください。


さて、東証リート指数の今週末終値は、1848.38となりました。先週末終値が1893.72でしたから、40ポイント程度の大幅反落のいってこいとなりました。

今週の最安値は、水曜場中につけた1823.18、最高値は、週初場中につけた1902.38でした。先々週末につけた1842.46から40ポイント上昇したのが先週末でありましたが、今週はその上昇幅をほぼ吐き出す形になりました。

以下は、先週末から今週末にかけての種別ごとの指数の推移です。左から先々週末終値、先週末終値、今週末終値です。

オフィス 1823.58(2.3%)→1849.42(1.4%)→1791.32(△3.1) 商業物流 2375.85(1.4%)→2447.29(3.0%)→2404.37(△1.7%) 住宅   2502.91(0.1%)→2593.73(3.6%)→2548.31(△1.7%) 全体   1850.06(1.6%)→1893.72(2.3%)→1848.38(△2.3%)

不動産株 1786.01(1.5%)→1780.13(△0.3%)→1815.37(△1.9%)

今週は、先々週末を起点としていってこいとなったわけですが、オフィス系指数を見てみますと、いってこいを超える大幅下落となっていることがわかります。商業物流系と住宅系は、先週かなり上げていますが、今週の下げは反戻し程度といえます。

Jリートと10年国債との利回り差の推移です。左から先々週末終値、先週末終値、今週末終値です。

2015年4月3日時点 リート予想分配金利回り  3.14%→3.06%→3.13% 国債10年物最長期利回り  0.325%→0.405%→0.355% スプレッド        2.815%→2.655%→2.775%

東証リート指数の下落により利回りが上昇しましたが、10年国債の利回りが低下しましたので、スプレッドは拡大しています。

最後に、今週の目玉イベントであります米雇用統計の結果だけ紹介しておきます。

長期金利が低下、一時1.82%近辺 予想を大幅に下回った雇用統計で(日経新聞) http://www.nikkei.com/article/DGXLASFL03HOZ_T00C15A4000000/

3日朝のニューヨーク債券市場で長期金利の指標である10年物国債利回りが前日比0.09%低い(価格は高い)1.82%近辺の水準を付けた。朝方発表になった3月の米雇用統計が市場予想を大幅に下回る結果となり、米連邦準備理事会(FRB)による事実上のゼロ金利政策が長引くとみた市場参加者による債券買いが膨らんだ。(2015.04.03 日経新聞)

なお、Dow Jones U.S. Select REIT Indexは、現在のところ、0.83%の上昇となっています。

それでは、リート投資家のみなさま、今週もおつかれさまでした。