Jreit(不動産投資信託)情報weekly~リート話はてな支局

Jreit(不動産投資信託)の情報をほぼweeklyで提供。

今週のJリート(REIT)、週間ベースで3週続落で迎えた今週は、各指数とも久々の戻し。

週末の東証リート指数は、寄り付きから売りに押される展開となりました。寄り以降は、上下しながらもヨコヨコです。 日銀の買い入れも20日以来の3億がありました。 http://www3.boj.or.jp/market/jp/etfreit.pdf

本日の売買代金は、およそ35,501百万円でした。値上がり銘柄8、値下がり銘柄35、変わらず1銘柄となっています。先週に引き続いての週末の300億円乗せです。

個別銘柄では、ヒューリックリート投資法人(3295)が引き続きの修正、早めの反発を見せていたケネディクス・オフィス投資法人(8972)も早めの反落となっています。その一方で、出遅れていた旗艦銘柄である日本ビルファンド投資法人(8951)ジャパンリアルエステイト投資法人(8952)は、むしろ上昇となっているのが対象的です。

国債先物は小幅上昇、長期金利0.630%に上昇(ロイター) http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPL4N0MP1I820140328

来週に10年債入札を控えていることや、日銀の国債買い入れオペで残存10年超の結果が弱めだったことが影響した。朝方に発表された2月全国消費者物価指数や家計調査などの経済指標に目立った反応は見られなかった。10年最長期国債利回り長期金利)は同0.5bp上昇の0.630%。(2014.03.28ロイター)

※日々のリート指数などはサイドバーのDay Reit(ツイッター)をご覧下さい。→

週や月間ベースなど指標は、上段メニュー「主要指数&指標」をご覧ください。


さて、東証リート指数の今週末終値は、1467.37となりました。先週末終値が1444.76でしたから、およそ20ポイント超の上昇となりました。3月は、3週続落となった後に月末の反発となっています。

今週の最安値は、週初場中につけた1438.80、最高値は、木曜日場中につけた1478.66でありました。

以下は、先週末から今週末にかけての種別ごとの指数の推移です。左から先々週末終値、先週末終値、今週末終値です。

オフィス 1510.46(△0.4%)→1469.95(△2.6%)→1440.40△2.0%)→1466.02(1.7%) 商業物流 1927.29(△0.8%)→1870.64(△3.1%)→1883.26(0.6%)→1908.81(1.3%) 住宅   1844.49(△0.1%)→1816.41(△1.5%)→1808.89(△0.4%)→1832.46(1.3%) 全体   1496.37(△0.5%)→1457.50(△2.5%)→1444.76(△0.8%)→1467.37(1.5%)

指数別に見ますと、オフィス系が先週2%下げていますが、今週は1.7%の上げとなっており、他の指数よりは若干伸びています。商業物流系と住宅系は、同じくらい上昇しており、今週は各指数ともにだいたい同じ伸びとなりました。

今週の平均売買代金は、28,801百万円となり、今月もおおよそ月末に向かうほど商いが活発になるという結果となったようです

最後に、Jリートと10年国債との利回り差の推移です。

2014年3月28日時点    先々週末→先週末→今週末 リート予想分配金利回り  3.8%→3.83%→3.76% 国債10年物最長期利回り  0.63%→0.595%→0.63% スプレッド        3.17%→3.235%→3.13%

今週は、国債10年物最長期利回りが0.63%まで上昇し、東証リート指数も上昇したため、スプレッドは縮小しています。先々週を一気に下回ってきました。

日本国債10年長期国債の利回りがまた上昇してきました。東証リート指数も週ベースでは上昇しているのですが、週末押し返されていますので、印象はあまり良くなかったように思います。

それでは、リート投資家の皆さま、今週もおつかれさまでした。