週末の東証リート指数は、前場で値を崩すと、そのまま後場はヨコヨコでしたが、引け際のさらなる下落でマイナス19ポイント。 日銀の買い入れも3億がありました。 http://www3.boj.or.jp/market/jp/etfreit.pdf
本日の売買代金は、およそ17,808百万円でした。値上がり銘柄1、値下がり銘柄43、変わらず0銘柄となっています。なんとsia不動産投資法人(3290)以外は下落となりました。
オフィス系の売買が100億円を割り込んだのを筆頭に、商業物流系と住宅系ともに、ここ週末にきて売買金額が急落です。
長期金利0.640% 方向感に欠ける取引続き(産経ニュース) http://sankei.jp.msn.com/economy/news/140404/fnc14040416430008-n1.htm
4日の国債市場は、長期金利の指標である新発10年債(333回債、表面利率0.6%)の終値利回りが前日と同じ0.640%だった。 東京株が小動きに終始し、米雇用統計発表待ちの模様眺めムードも強かったため、方向感に欠ける取引が続いた。(2014.04.04 産経ニュース)
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さて、東証リート指数の今週末終値は、1470.62となりました。先週末終値が1467.37でしたから、およそ3ポイントほどの上昇となりました。週の真ん中で大変盛り上がっきた雰囲気でしたから、一気に水をかぶせられた感じになりました。
今週の最安値は、週初場中につけた1459.82、最高値は、木曜日場中につけた1497.39でありました。
以下は、先週末から今週末にかけての種別ごとの指数の推移です。左から先々週末終値、先週末終値、今週末終値です。
オフィス 1440.40(△2.0%)→1466.02(1.7%)→1471.01(0.3%) 商業物流 1883.26(0.6%)→1908.81(1.3%)→1909.97(0%) 住宅 1808.89(△0.4%)→1832.46(1.3%)→1835.60(0.1%) 全体 1444.76(△0.8%)→1467.37(1.5%)→1470.62(0.2%)
全指数とも週ベースでは、若干の上昇となりましたが、どの種別も似たような伸び幅ですし、週末の本日における大幅下落だけで一気にイッテコイになりました。
今週(3日を除く。)の平均売買代金は、26,406百万円となり、月初としては高水準です。
2014年4月4日時点 先々週末→先週末→今週末 リート予想分配金利回り 3.83%→3.76%→3.74% 国債10年物最長期利回り 0.595%→0.63%→0.64% スプレッド 3.235%→3.13%→3.1%
今週は、国債10年物最長期利回りが0.64%まで上昇し、東証リート指数も上昇したため、スプレッドは縮小しています。水曜日、木曜日と高値を演じ、1500ポイントを回復するかの勢いではありましたが、週末である本日は薄商いで失速しました。
何か大きな悪材料が出たというわけではありませんし、日銀関連や配当の上方修正も相次いでいますから、積極的に売りに転じたというよりは、一気に1500ポイント超えするほどの買い方がいなかったので、利益確定が進んだというところでしょうか。
それでは、リート投資家の皆さま、今週もおつかれさまでした。