Jreit(不動産投資信託)情報weekly~リート話はてな支局

Jreit(不動産投資信託)の情報をほぼweeklyで提供。

今週のJリート(REIT)、週末に出来高急増し、久々の週を通してのほぼ高値引け。

本日の東証リート指数は、寄り付きから上昇して始まり、いったんヨコヨコの展開となりましたが、後場にかけて一段上昇を見せる週末の高値引けとなりました。

本日の売買代金は、およそ39,786百万円でした。値上がり銘柄33、値下がり銘柄8、変わらず2銘柄となっています。週末に売買は大盛りあがりで、10月1日以来の高水準です。

本日は、種別指数ともに出来高急増でした。特に、時価総額の多い、いわゆるその種別のど真ん中銘柄の売買がふくらんでいる傾向にあります。ただ、多くの売買が飛び交った結果、オフィスと商業のど真ん中は上昇、物流は変わらず、住宅のど真ん中は下落といった違いはあります。

個別銘柄では、旗艦銘柄である日本ビルファンド投資法人(8951)ジャパンリアルエステイト投資法人(8952)出来高を伴っての上昇で、特に後者の銘柄は+3.41%でした

長期金利上昇、0・680%(産経ニュース) http://sankei.jp.msn.com/economy/news/131220/fnc13122017060015-n1.htm

 20日の国債市場は、長期金利の指標である新発10年債(332回債、表面利率0.6%)の終値利回りが前日より0.005%高い0.680%だった。 19日の米国債相場が下落した影響で、日本国債は朝方から売りが先行。午後に日経平均株価が小幅高に転じたことも売り材料となり、利回りが上がった。(2013.12.20 産経ニュース)

※日々のリート指数などはサイドバーのDay Reit(ツイッター)をご覧下さい。→

※週や月間ベースなど指標は、上段メニュー「主要指数&指標」をご覧ください。


さて、東証リート指数の今週末終値は、1448.40となりました。先週末終値が1440.11でしたので、わずかですが上昇です。週末の本日が高値引けとなりましたので、なんだか今週は結構上昇してのではという印象もありますが、週を通じてはこんなものです。

今週の最安値は、17日(火)の場中につけた1425.17となり、最高値は本日の場中につけた1450.01でした。週を通じてもほぼ高値引けといってよいでしょう。

以下は、先週末から今週末にかけての種別ごとの指数の推移です。左から先々週末終値、先週末終値、今週末終値です。

オフィス 1476.60(△2.5%)→1502.12(1.7%)→1460.02(△2.8%)→1473.13(0.8%) 商業物流 1819.05(△1.6%)→1845.97(1.4%)→1829.64(△0.8%)→1841.16(0.6%) 住宅   1814.31(△1.3%)→1815.81(0%)→1803.31(△0.6%)→1790.68(△0.7全体   1447.51(△2.0%)→1467.84(1.4%)→1440.11(△1.8%)→1448.40(0.5%)

今週は、全体の指数が上昇となったにもかかわらず、住宅系リートが下落となっているのが目を引くことと思います。ただし、上昇しているオフィス系指数は、直近の下落幅が大きかったので多少戻した程度ではあります。

また、本日が特徴的だったのですが、時価総額が大きくてど真ん中的な銘柄に売買が集中している感がありました。NISAが始まるということで、投資信託に資金が流入しているのか、もしくは流入することを見越してのど真ん中傾向なのでしょうか。

ただ、NISAにおける長期投資に着眼するのであれば、もう少し住宅系も買われても良いとも思えますが、実際は個別銘柄において個人投資家は売り、投資信託を通じて買いとなっておりますので、その意味ではやはりオフィス銘柄ということになるのかもしれません。

さて、今週、16日から20日までの平均売買代金は、29,062百万円でした。月末に近づくほど売買代金が増加する傾向は、先週途切れていましたが、今週でまた回帰してきました。

今週末時点でのリート予想分配金利回りは、3.81%となり、国債10年物最長期利回りは、0.68% でしたので、両者のスプレッドは、3.13%。先週末よりもわずかに0.01%下がっています。

それでは、リート投資家の皆さま、今週もおつかれさまでした。