Jreit(不動産投資信託)情報weekly~リート話はてな支局

Jreit(不動産投資信託)の情報をほぼweeklyで提供。

Jリート(REIT)、1月「投資部門別売買状況」は、外国人投資家の売りに対し、銀行が買い向かい。

本日の東証リート指数は、最近の上昇傾向の余韻から小高く始まりまり、一時1500ポイントを回復しました。ただ、そこからは上値が重くなり、後場にかけて失速。前日比-4.06。チャート的には、久々の日経平均なり。

本日の売買代金は、およそ19,214百万円でした。値上がり銘柄16、値下がり銘柄25、変わらず3銘柄となっています。売買は、先週末よりも微減となりました。

オフィス系の売買代金が減ったわけですが、商業物流系と居住系は、先週末よりもむしろ増えています。

先日若干の分配金増傾向を示した決算をリリースしたジャパン・ホテル・リート投資法人(8985)ですが、発表直後の先週は無反応でしたが、週をまたいで+2.37%と上昇しております。

長期金利、わずかに低下し0・590%(産経ニュース) http://sankei.jp.msn.com/economy/news/140224/fnc14022417070010-n1.htm

 24日の国債市場は、長期金利の指標である新発10年債(332回債、表面利率0・6%)の終値利回りが前週末終値と比べ0・005%低い0・590%だった。日経平均株価が下落したことで、株式市場から債券市場に資金を移す動きが優勢となり、金利は低下した。(2014.02.24 産経ニュース)

※日々のリート指数などはサイドバーのDay Reit(ツイッター)をご覧下さい。→

週や月間ベースなど指標は、上段メニュー「主要指数&指標」をご覧ください。


本日は、東証からリリースされております「投資部門別 不動産投資信託証券売買状況」の1月分を取り上げたいと思います。

投資部門別 不動産投資信託証券売買状況(東証 http://www.tse.or.jp/market/data/sector/b7gje6000001k9ka-att/reit_m1401.pdf

全体としては、46億円の買い越しとなりました。感覚的には、株式市場全体が芳しくありませんでしたので、売り越しされていたものだと思われていた方が多いと思いますが、Jリートに関しては、買い越しとなっています。

では、どこが買い越したのか、というところですが、やはり最近お馴染みの投資信託です。367億円の買い越しということで、12月が460億円でしたから、これでも少し減りました。また、金融機関も260億円と高水準の買いを入れています。

次に売り手ですが、本邦個人投資家200億円超、外国人投資家が300億円のそれぞれ売り越しです。個人投資家は、いつものことですが、先月の610億円よりは、減りました。一方で、先月は解雇していた外国人投資家の売り越しが300超となかなかに厳しいです。

以上のように、全体で買い越しとなったのは、金融機関、中でも銀行が投資信託に次ぐ規模の買い越しとなったことが大きいです。銀行がここまで買わなかったら、1月のJリートは、一般の株式市場と同じように崩れていたかもしれません。

ではなぜ銀行がここまで買ったのかということになろうかと思いますが、他に買うものがなかったとも思えます。低い金利で資金を調達して、より高利回りのJリートで運用するといったこともあろうかと思いますし、個人でそんなことができたら、自分もやりたいくらいです。

また、これはただの思惑ですが、今年はヘルスケアリートがいくつかの銀行が絡んで上場されますので、その点。あと、日銀も若干買ってますし。