Jreit(不動産投資信託)情報weekly~リート話はてな支局

Jreit(不動産投資信託)の情報をほぼweeklyで提供。

今週のJリート(REIT)、小幅反発。住宅系は孤軍奮闘の大幅反発。

週末の東証リート指数は、小高く始まりましたが、失速。前日比プラスマイナス0付近でウロウロし、-1.22で無事着。

値上がり銘柄20、値下がり銘柄23、変わらず3銘柄となっています。各銘柄とも小動きとなっています。

個別では、日本ロジスティクスファンド投資法人(8967)+2.49%星野リゾート・リート投資法人(3287)+2.88%

債券は続落、円安進行で売り優勢-10年債や20年債に売り圧力との見方(bloomberg http://www.bloomberg.co.jp/article/2014-09-12/acoO8seSXWnk.html

 現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の335回債利回りは前日引け値0.565%より0.5ベーシスポイント(bp)低い0.56%で開始。その後は水準を切り上げ、0.57%と前日に付けた7月4日以来の高水準で推移した。(2014.09.14 bloomberg

※日々のリート指数などはサイドバーのDay Reit(ツイッター)をご覧下さい。→

※週や月間ベースなど指標は、上段メニュー「主要指数&指標」をご覧ください。


さて、東証リート指数の今週末終値は、1636.95となりました。先週末終値が1634.54でしたから、およそ2ポイントほどの小幅反発となりました。

今週の最安値は、水曜日の場中につけた1617.11、最高値は、木曜日場中につけた1645.21でありました。火曜日の終値が1618.49となり、翌日の木曜日に大幅反発1640.01となったのが今週のハイライトでした。

以下は、先週末から今週末にかけての種別ごとの指数の推移です。左から先々週末終値、先週末終値、今週末終値です。

オフィス 1624.35(△0.3%)→1599.17(△1.5%)→1594.49(△0.2%) 商業物流 2169.01(0.5%)→2175.42(0.2%)→2175.20(0%) 住宅   2105.96(△0.2%)→2069.91(△1.7%)→2109.97(1.9%) 全体   1648.90(0%)→1634.54(△0.8%)→1636.95(0.1%)

不動産株 1496.87(△6.5%)→1560.33(4.2%)→1584.48(1.5%)

東証リート指数は、上記のとおりですが、住宅系のリートが種別唯一の上昇となった上に、1.9%の大幅上昇です。日本賃貸住宅投資法人(8986)、積水ハウス・SI レジデンシャル投資法人(8973)、日本アコモデーションファンド投資法人(3226)あたりは、最近本当に順調に上昇しています。

Jリートと10年国債との利回り差の推移です。

2014年9月12日時点    先週  今週 リート予想分配金利回り  3.44%→3.44% 国債10年物最長期利回り  0.535%→0.57% スプレッド        2.905%→2.87%

来週のJリートに関する主なスケジュールですが、9月16日(火)首都圏新規マンション発売(前年比)-8月、米FOMC、18日(木)米住宅着工件数-8月などです。

さて、12日金曜日には、三鬼商事のオフィス統計が出ております。

都心5区の空室率が14カ月連続低下、三鬼商事(不動産マーケット情報) http://www.e-miki.com/market/download/sikyo/F1409_TO.pdf

2014年8月末時点における都心5区のオフィス空室率は、前年同月比(YoY)-2.14ポイント、前月比(MoM)-0.18ポイントの6.02%と14カ月連続で低下した。また、都心5区の坪あたり募集賃料はYoY+2.83%、MoM+0.40%の1万6729円。(2014.09.15 不動産マーケット情報)

空室率の低下は14ヶ月連続ということですから、順当な流れが続いているようですが、募集賃料の前年同月比+2.83%というのは、本当に上昇している感が出ているような印象を受けます。

来週のJリート相場に、これをおり込む動きが見られるのか、すでにおり込み済みかとなるでしょうが、個人的には先週で1.5%下落し、今週もマチマチでありましたので、ちょっと上を行く動きもあっても良いような気がします。ただ、火曜水曜に米FOMCを控えた中で、様子見の動きになっても疑問はありません。

それでは、リート投資家の皆さま、今週もおつかれさまでした。