本日の東証リート指数は、寄り付きから小高く始まりましたが、日中はそのままウロウロ。引けにかけてようやく急上昇で前日比+16.58の大幅高。日経平均の200近い戻りも追い風でした。
値上がり銘柄39、値下がり銘柄6、変わらず1銘柄となっています。
個別では、2%以上の勢いで上げている力強い戻り銘柄が散見されておりました。いちご不動産投資法人(8975)は、直近結構下げている日がありましたので、本日は+4.64%の戻り。
国債先物は小反落、長期金利変わらず0.515(ロイター) http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPL3N0S119D20141006
現物債は、中長期ゾーンが外部環境がアゲンストだったため、小規模な調整売りが優勢になる場面があった。超長期ゾーンは値ごろ感からくる押し目買いが終盤にかけて入った。長期国債先物中心限月12月限の大引けは、前営業日比1銭安の145円97銭。10年最長期国債利回り(長期金利)は同変わらずの0.515%。(2014.10.06 ロイター)
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本日は、東証からリリースされております「投資部門別 不動産投資信託証券売買状況」の8月分を取り上げたいと思います。
投資部門別 不動産投資信託証券売買状況(東証) http://www.tse.or.jp/market/data/sector/b7gje6000001k9ka-att/reit_m1408.pdf
全体としては、11億円ほどの買い越しとなっています。今年に入って、1月46億円、2月10億円、3月24億円、4月20億の買い越し、5月△3億、6月△14億、7月4億弱、8月11億の買い越しという流れです。5月からの2ヶ月連続の売り越し後、7月から2ヶ月連続の買い越しです。
では、その内訳ですが、投資信託が7月の51億円の買い越しに引き続いて103億円の買い越しで、買いボリュームが2倍となりました。6月は、230億円もの売り越しとなっていたわけですが、買い戻してきています。
また、海外投資家は、7月に3億円の売り越しで一服していましたが、再び30億買い越してきました。そして、金融機関も怒涛の140億円買い越しです。
以上のように、買いの主体は銀行と投資信託となり、それに海外投資家まで加わってかなりの買い越し額となっています。ですが、その割には、全体の買い越し額が伸びないわけですが、本邦個人投資家が240億円の大型売り越しとなっているからです。
足元では、東証リート指数1700台の姿がうっすらと見えてきています。日本の銀行と投資信託が買いに回ると、海外投資家あたりも売りに回る傾向があるのですが、今月は同じく買い越してきたのと、銀行が買いの手をなかなか緩めずガンガン買っている印象があります。国債での運用分をJリートに振り分けているのでしょうが、今月は生保・損保あたりも買い越しに回ってきたところがナルホド的なところです。